れんげつつじが満開の甘利山で、ベテランガイドさんの山登り指南

caramelmaffin2011-06-30
26日に、やまなし観光推進機構の企画ツアーで、甘利山〜千頭星山に登って来ました。甘利山はまさにツツジが見ごろで、とても素晴らしかったです。千頭星山は、笹が美しかった。午前中は曇っていたのですが、昼食のあと陽が射してきました。やっぱり山は天気が良いほうがいいですね。
前の日に蓼科山で、濡れたザックカバー、手袋、スパッツを、車を出してくれた人のトランクに忘れてきてしまいました。家が近所なら取りに行くところですが・・・。手袋はたくさんあるのでいいのですが、とりあえず今日は1.ザックの内側にビニール袋を入れて、その中に荷物を入れる。2.冬用の厚いスパッツをつける。という風にして間に合わせることにしました。結局雨は降りませんでした。
甘利山グリーンロッジに集合して、9時頃出発。グリーンロッジの管理人もされている塩野さんのガイドを聞きながら、ゆっくり千頭星山まで行ってお昼を食べて、3時半くらいにロッジに帰ってきました。
塩野さんはかつて山岳救助などもされていたそうで、山に関しては本当のプロという感じでした。お話がとても爲になり、面白かったです。メモが出来るようにとストックを持っていかなかったのですが、紙を忘れてしまいましたので、頭の中にメモしました。すでに自分でも実践しているものもあったし、世間で奨励されているのと違うこともありました。


★歩き始めは薄着で。
★ツツジの手入れのために、笹を毎年刈っているのだが、笹を刈ることによって冬に地面がより深く凍ることになってしまい、そのために木が枯れてしまうので、それも困ったものだ。
★水をガブガブ飲むと(養分を使うので?)バテやすい。なめるように少しずつ飲むこと。
★クマ鈴を始終鳴らしていると、せっかく美しくさえずっている鳥もにげてしまう。歩いている間中鈴を鳴らしている必要はなく、せいぜい1時間ごとに笛でも吹けばよい。
★登る時は、足を前に出すのではなく、線路の上を歩くようにして横に運んで、小さな歩幅であるくとバテない。
★段差のないところを選んであるくように。
★杉(?)などの木は、芽吹きの前に木の皮の下にデンプンを蓄えるが、そのデンプンの甘いのをクマが狙って齧る。
★登山靴を買うなら5万円くらいの良いものを。
★ちょっとした山なら、高い雨具ではなくポンチョや傘でよい。
★機能性のあるシャツは色々出ているが、厚手のものの方が役に立つ。長袖。
★100均で小さいスコップを持って行って、自然が呼んだ時に穴を掘って、終わったらまた土をかけておくと、分解の速度が全然違う。
★小さな鏡を持っていって、万一遭難した時、自分の居場所を知らせるために、捜索隊に向かってピカピカさせると発見されやすい。
★ミネラルウォーターではなく、水道水を持って行き万一怪我&遭難をしたときはキズにかけて洗うと、化膿せずに1日もつ。
★挽肉を、ニンニクと生姜で炒めて、しょうゆをちょっとたらしたものをおにぎりの具にしたら美味しくてスタミナ満点。
★下りはおしゃべりをせずに集中。
★ずっと歩いていると、手がむくむので、手を上にあげてブラブラしてやる。
★手袋で手を保護することは大事なこと。