黒部ダムと霧雨の立山

caramelmaffin2011-08-08
扇沢駐車場→関電トロリーバス→16分・黒部ダム
徒歩でダムと周辺の写真を撮りながら44分・黒部湖→
黒部ケーブルカーで5分・黒部平→待ち時間15分→
立山ロープウエイで7分・大観峰→待ち時間17分→
立山トンネルトロリーバスで10分・室堂ターミナル


登山開始・室堂→
1時間・一乗越→
1時間・雄山→
20分・大汝山→
昼食1時間半!!→
20分・雄山→
40分・一乗越→
1時間・みくりが池→
10分・室堂ターミナル

8月6日土曜日に、立山の雄山と、大汝山に登ってきました。日帰りです。
私はそれまで特に立山に行きたいと思う機会がありませんでした。
山友さんが、「黒部ダムの観光放水を見て、立山に登りたい。」と言い出すまでは。
山友さんは、それ以来私がずっと「立山立山」と言い続けている印象があったらしいのです。
そんなにこだわったつもりはなく、ただ行こうと決めたから話をしただけだと思うのですが、
もしかして何かがそうさせたのかも・・・・と思わすような不思議なことがありました。

1〜2週間くらい前に、60代くらいの女性が、仕事場に石割神社の行き方を聞きに来ました。
弟さんが神様のお告げを聞いたから、というような話をしていました。

よく分からなかったのですが、なんだか、こんな話でした。
富士山と立山がつながっていて、綱が張ってあって、それを断ち切るための斧が石割神社にある。
綱を断ち切ると、流れが変る。
その方は、立山には何回も通ってお参りをしたりしていたそうです。
そのとき、「私は富士山にも登ったし、立山にもこれから登るし、なんだか不思議だなあ。」
と思ったのですが、別に口には出さずに、石割神社の行き方を案内しただけでした。

そして、立山に行く前日、また彼女が弟さんを連れて来たのです。
あれっと思って、私から「石割神社へ行かれましたか?」と声をかけると、
今日これから行く、ということでした。
私が、明日立山に行く、と言うと、弟さんとちらっと顔を見合わせて、
「ああ、やっぱり。」と言うのです。

そのうえ、その時一緒にカウンターにいたのが、
アルバイトに来ていたT川さんなのですが、彼女は富山県出身
その女性は、すごく面白がって、「また来ます。」と
言って帰って行きました。

その話を山友さんにすると、鼻で笑っていましたけれど・・・・。

さて、立山行きは、はじめ1泊2日で行く予定でしたが、
日帰りで行こうということになりました。
弾丸山行にはもう慣れてきましたが・・・・
トロリーバスの始発に乗るには、3時に家を出なければなりません。
途中休憩したりすることを考えて、2時半に出発することにしました。

豊科I.C.で降りて国道147号・148号を走ります。
途中のセブンイレブンで焼き豚と漬物を買って、
家から持ってきたパン、ごはん、大根と豚肉と卵のカレー煮、
ブルーベリーで朝ごはんです。
車の中で食べると思っていましたが、
外へ出て地べたに広げて食べました。
韓国式です。

時間に余裕を持って出てきたおかげで、朝から豪華な?食事をしても
扇沢駐車場へは、バスの時間の30分前に到着しました。
準備をして、トイレに行き、バスのチケットを買ってバス乗り場へ行きました、
人がたくさん並んでいました。バスは4〜5台出ました。
観光客や、日帰り登山っぽい人や、キャンプ道具が入った巨大なザックを担いだ人がいました。

トンネルを走るバスの中はヒンヤリしていました。

黒部ダム。展望台を経由して行きました。

黒部ケーブルカーの出発直前に。

★ケーブルカーの後ろの窓から来た道を撮りました。

★黒部平で。ヒヨドリバナ

★タテヤマウツボグサ

チングルマ。花が終わってピンクのがビヨーンと伸びてきたところだと、前々回の尾瀬で教わりました。花は平凡だけどこっちの方は個性的で綺麗だと思う。

★室堂に着いて登山開始。レインウエアを着たり脱いだり。

★一乗越までは、石をコンクリートで固めた歩道で、ラクラクです。といっても寝不足気味だったので実はキツかった。



★一乗越でひとやすみして、雄山を目指します。人がたくさん。学校登山に来ていた小学生たちや、団体さんの列。渋滞していたので休みながら行けてよかったです。

★下を見ても人、人。

★雄山に到着。雄山神社の入り口から振り返ると、人、人。

神社への参拝料は500円。何かに呼ばれているような気がしてソワソワと登りました。
そのあとは、お堂で15分ごとにお祓いをしてくれます。
行ったら、ちょうど始まったところでした。
お神酒をいただいて、お守りを買って出ました。

次の大汝山までは20分ということで、そこで食事もとることにしました。
出かける前に雨具のズボンも穿いておくべきでしたが、
うっかりしていました。
少し行くと雨がジャンジャン降ってきて、ズボンの後ろが濡れて、
悲しい気分になりました。
大汝山の休憩所までガマンしようと思いましたが、
やっぱりイヤになって、道端でレインパンツをはきました。

★大汝山の山頂。雨に濡れ、お腹は空いて、情けない気分。

写真なんてどうでもいい気分でしたが、一応撮って、
休憩所の方へ下りました。

★松の実がきれいでした。

★山頂を振り返って。

昼食は、ラーメン、サムゲタン、ジュウロクとミニトマトの塩漬け、
朝の残りの大根と卵のカレー煮、グレープフルーツ。とうもろこしも
持ってきたけど食べきれず。
諸々の事情により、次の富士ノ折立までは行かないことにしました。
ゆっくりできる!とうれしかったのですが、
なんと1時間半も休憩していました。

たくさん食べすぎて、胃が痛くなってしまいました。
少し歩くと胃がキリキリ。消化もぜんぜんできていない感じで
なんか気持ち悪い。
ここで倒れたらどうしよう?と心配でたまりませんでした。
遠くのほうで雷は鳴っているし・・・・
なんとか騙し騙し下りていくと、
段々落ち着いてきて、痛みはなくなりました。

あとで知り合いの登山ガイドさんに聞くと、
寝不足で標高の高いところへ行くと、食後に胃が痛くなることがある、
ということでした。
登山の前は睡眠をたっぷりとるのは、とても大切ですね。
前の日は準備をしたり、早く起きなければならなかったり、
ドキドキしてなかなか眠れなかったりしてしまいますが、
できるだけ睡眠優先にしよう、と思いました。

★一乗越からは、ゆっくり植物の写真を撮りながら。






のんびりしすぎて、「下山したら地獄谷のほうまで行こう」と言っていたのに、
みくりが池までしか行けずに、最終のバスに乗るために、
ターミナルまで戻りました。

★みくりが池

今回、天気が悪く、景色がよくなかったのが残念です。
また機会があったら、行きたいです。
次はぜひ1泊して。