雪景色の漢拏山

caramelmaffin2012-12-13

11月27日(火曜日)雪/晴れ
僧加院のメンバー・スタッフ15名と
城板岳登山口〜白鹿潭往復
11時間

韓国の最高峰・済州島にある漢拏山へ登ってきました。
10月に僧加院の院長さんと事務局長さんが来て、
一緒に石割山に登った時に、僧加院の登山サークルで
来月漢拏山に登るので、一緒にどう?
と誘われて参加することになりました。



城板岳登山口からのコースで、休憩時間・写真撮影含め
11時間ほどかかりました。コースタイムでは9〜10時間くらい
なのですが、思いがけず雪が舞ったため、
写真撮影に没頭したり、滑らないように注意しながら
歩かなければならなかったりで、遅くなってしまいました。


朝6時に宿所を車で出発して、40分くらい行った
城板岳登山口にある売店で水を買ったり、
トイレに行ったり、準備運動をして7時20分に登山開始しました。


歩き始めの時から、砂粒のように小さくカリッとした雪が
パラパラ舞っていました。整備された登山道に次第に積もっていきました。


所々に、現在地を示す看板が立っていて、分かりやすいです。
漢拏山は夜間登山が禁じられ、管理されています。
3分の2くらい登ったところの、チンダルレ退避所というところを
12時30分までに通過しないと、頂上へ行くことができません。
写真は、そこまで0.7kmの地点です。まだまだ余裕です。

そのチンダルレ待避所までは、ほんとうにゆるやかで、
楽々です。


世界遺産の看板。漢拏山に棲んでいる鹿?
かなりラブリーです。


チンダルレ待避所です。中では、カップラーメンや、
いろいろ売っています。

天候情報板。

周辺はツツジ(チンダルレ)畑です。
今は一面の雪景色。

ここで、朝、配給されたのり巻き1本、
ゆでたまご、バナナ、チーカマなどで昼食。



待避所を過ぎると、道がなかなか険しくなってきます。
雪もだんだん深く。
一面の雪景色に大喜びのメンバー。(私も)


周りのチョウセンシラベの背が低くなってきました。


1900Mの標識。山頂1950Mは記念撮影の列ができるので
ここで写真撮っておくか、というポイントだそう。
これと同じのが登ってくる途中、ところどころにありました。


山頂に着きました。12時30分。


噴火口・白鹿潭は霧に覆われて見えません。残念。



何かのお祭り?というくらい人がたくさん。
写真の順番を待つのが大変です。

ワイワイと楽しそうに記念撮影をする僧加院のメンバー。

山頂からは1時30分までに下山を始めなければならず、
管理人(矢印の男性)が1時10分頃から
「下山してくださ〜い」と呼びかけています。


名残惜しいけれど、下山を始めました。
13時20分。


事務局長さんの
「アイゼンは必要なさそうだよ」という
予想は見事に外れたので、帰りは
ソロリソロリと下りました。
けっこう滑って怖かった・・・




待避所で、のり巻きをもう1本と
お菓子などを食べて休憩。



登りはそんなに長いとも思わなかったのですが、
下りはすごく長く感じられます。
段差のある石の道、しかも雪で滑る。
膝に衝撃が来ないように、滑って転ばないように
歩くのはかなり気を使います。足もへんなところが
痛くなりました。




歩けなくなって荷揚げ用のモノレールに乗せてもらう人も。





とうとう日も暮れて、下山終了は6時半。
下は雨が降って、そのあと気温が下がり、
ドアや窓が凍りついたと言ってみんな大騒ぎしていました。




なんとかして出発し、市内の食堂で夕食をとったあと、
宿に戻りました。
韓国の最高峰を、それも思いがけず雪になって、
なかなか印象に残る山行でした。