笠取小屋のテント場独り占め

6月10日 (月曜日)　曇り
テント泊の1日目　ソロ
作場平～ヤブ沢峠経由～笠取小屋
2時間20分／3.7km／標高差446m／8,725歩

今月も3連休をもらって山へ。
先月、将監小屋に泊まって
狼平と牛王院平の間を歩いたので、
今回は笠取小屋に泊まって笠取山から牛王院平、笠取山から雁坂峠を
それぞれ往復する計画で出かけました。

朝、ゆっくりめに起きて、
準備をして家を出たのが10時。
用足しをして、天気をチェックすると、
雨になってる！！曇り時々晴れのはずだったのに・・
どうしようかな・・・と思いましたが
とりあえず行って見ることにしました。
そして作場平の駐車場に着いたのが
1時20分くらい。支度をして13時41分に歩き始めました。

作場平から笠取小屋まで2時間なので、
食べ物や飲み物を持って行こうと
あれこれ詰めたザックはとても重く、
背中にくる重さには慣れたけど、
足にずっしりくる感じでした。

2月にアライさんと行った時とは
ガラリと違う森の様子を堪能しながら
ゆっくり歩きました。
東京都水道局の看板で勉強しながら・・・
「コケは上流に広がる森林の豊かさの象徴」

「フカフカとした土と、それを育てる森が地下水を支える」

「寒さに強いカラマツを植えて、その間にヒノキを植えて
手入れをしてこのような大きな林になった。」

「雨が森林の土の中へしみこみ、途中で水を通しにくい層に
ぶつかり、その層の上を通って地上へ出た湧き水」

花はそんなにたくさんはなく、
シロバナノヘビイチゴとか、ニリンソウみたいな
花が少しあったくらいでしたが、
1時間くらい歩いたところにふと、1厘だけ咲いていた
プリンセスのような花。

調べたら、クリンソウみたい。
鹿が食べてしまうんだって。

ヤブ沢峠に3時35分に着きました。雨がポツっと来ました。
早く小屋に着いて雨が降ってこないうちに
急いでテントをはらなくちゃ。
4時に小屋に到着。作業をしていた人たちが
ちょうど帰るところでした。
管理人さんはいませんでした。
小屋の玄関に貼ってある紙に書いた電話番号に
電話をすると、雨が降ったら避難小屋に泊まってね、
と言ってくれました。

テント場はペグが刺さりやすくて、
今までで一番バシっと張れました。

避難小屋にあったノートに名前を書いて、
黄色い登山届け＆料金入れの箱にテント泊2泊分を入れました。

そしてごはんごはん！！
小屋の前に大きなテーブルがあります。

ご飯を炊いて、アジの干物を焼いて、
キャベツとうずら玉子のサラダと
大根ときゅうりのカレー酢漬け。
エビスビール。

食事のあと、小屋から少し下ったところにある水場に
水を汲みに行って、トイレにも行きました。
他に泊まる人もいなくて、わたしひとりだけでした。
静かでいいけどちょっと怖かった・・・・。
シカが突然「キュー！」と鳴いたり、
夜中に何かがトコトコとテントの近くまで来て
モショモショとエサを探したりしていました。
動物もお腹が空いて何か食べたいんだなあ、
と思うと怖くなくなって、眠りにつきました。