ちょっと怖かった九鬼山

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10月30日(水曜日)曇り
ソロ 日帰り
JR猿橋駅~神楽山~御前山
昼食
御前山~馬立山~札金峠~九鬼山
休憩
杉山新道系経由で禾生駅
6時間半/9.6km/標高差589m


着々と進んでいる秀麗富嶽十二景全山制覇大作戦。
あと3座を残すところとなりました。今回は九鬼山へ。
禾生駅からちゃっと登ってちゃっと下りてきてもよかったけど、
あまりに短すぎ?
不完全燃焼になったらイヤなので縦走することに。


朝起きた時はどんよりと曇っていました。
しかたないな・・・と支度をしてふと外を見ると
真っ白になった富士山の山頂が見えていました。
ヤッホー!晴れるんだー!
といそいそと出かけるも、モクモクと雲が出てきてしまいました。


猿橋駅を出て駐車場の脇を通って20号の陸橋へ上がって
信号をパストラルびゅう桂台へ行く方へ歩いていくと、
九鬼山の看板があるので、歩道を歩いてトンネルをくぐり
コンクリートの壁沿いに坂道を登っていくと、
道の反対側に登山口があります。階段を登って
前の日に降った雨で濡れた草を分けて進みます。
道は粘土質で濡れているので滑るので、
注意して歩きました。



駅から1時間くらいで神楽山の分岐に着きました。
御前山方面と反対方向に2~3分のところが神楽山。
狭くて展望なし。獣道が二つありました。


10分くらいで御前山に到着。


眺めよい岩の山頂です。パン2個とコーヒー2杯で昼食。


道にはどんぐりがたくさん落ちていました。
どんぐり木から落ちる音、木と木がこすれる音、
枯葉が落ちる音、風で葉がそよそよする音が溢れていました。


いのししか何かが地面を掘り起こしたような跡もたくさんありました。



かかとに靴擦れができそうな予感がしたので
途中で座って絆創膏を貼りました。
沢井沢の頭。次の目標は馬立山


立山の少し先に左へ下りる道があります。
田倉駅と札金峠の分岐にしては近すぎるし・・・
左へ曲がらずにまっすぐかな?と思って様子を見に行きましたが、
そっちは登山道ではないようでしたので、
違ったら戻ればいいや、と左折してみることにしました。
けっこう下っていきました。違ったらこれまた登るのやだな・・
と思いながら行くと、田倉駅と札金峠の分岐がありました。

地図には書いてないけど、ナベノテラスという地名なのですね。



キキョウ。


さらにどんどん下って札金峠を越えて、
田野倉駅に行くもうひとつの道との分岐です。



九鬼山はもうすぐ。


紺場休場からの眺め。道の両脇にロープがしてあって
何かが保護されていました。


だんだん退屈してきた頃、九鬼山に到着です。

ここでコーヒーとチョコレートで休憩。


ここから沢沿いの杉山新道を下って下山しました。
九鬼山を出たのが3時半だったので
山は早くも日が落ちて行く雰囲気でした。
前回の牛奥ノ雁ヶ腹摺山では熊鈴を忘れて
不安な思いをしたので、ザックに真っ先に熊鈴を
入れて、登山道入り口からずうっと
ジャラジャラと鳴らしながら一度もサイレントに
することはなかったのですが、
この下山道はなんとなく怖かった。
九鬼山って名前も怖いし、
なんか動物に見つめられているような気がするんですよね・・・




これって1年前、三条の湯からの真っ暗な帰り道での出来事の
記憶がよみがえっているのかなあ・・。
あのあとわりとすぐに立ち直って雪の低山に行って、
春の低山キャンプも、夏の高山キャンプもひとりでへっちゃらだったのに。
秋で夕方、ひと気が無い山道っていうシチュエーションでは
もう1人では歩けないのかなあ・・・。



怪我して下りられなくなったらもっと怖い、と注意しつつも
早足で歩いて40分くらいで住宅街に出たときはほんとうにほっとしました。
そして、禾生駅に向かう途中のコンビニでビールを買って、
おやつに持ってきた茹で落花生をつまみに電車の中で飲みました。
あ~極楽。