日向山(ひなたやま)

北杜市の日向山に登ってきました。新しく結成した“なかよし山岳会”のメンバーは、ベテランクライマーのK崎さん、最強山ガールのサユリさんと、お二人の河口湖ネイチャーガイド仲間のYさん。先月4人で飲みながら行き先を決めているときに、日向山に行って見たい、と私が提案してその話をしていたらちょうど、姪っ子から電話があったのだけど彼女の名前が「日向●」で、その偶然が面白くてこの山に決定になりました。

集合は朝6時。途中コンビニに寄って、8時半ごろ白州の道の駅に着いてトイレ休憩。バラがすごくきれいでした。

道の駅の脇を入って、矢立石の駐車場まで狭い山道です。前から車が来たらどうする?という道。けっこう登って車を止め歩き始めます。屋根に岩とか落ちてこないよね?と心配しながら。9時50分。木の階段って歩きにくくて嫌いだけど、ここのは私の歩幅に合っていて、歩きやすかったです。低めに作ってあるんですよね。

可愛い白い花。名前はわかんない。

ギンリョウソウ

K崎さんが、「(3月に飯盛山に登った時は)私とサユリさんのペースが普通より速かったよ」と言ったので、そんなに必死に歩かなくていいんだ、と思ってゆっくり登ってみたら、すごく楽だった。汗はかくけど心臓がバクバクしない・・・・サユリさんは超ハイペースでも歩けるけど、私にはどうやらまだ負担だったみたい。ゆっくり歩いて時々立ち止まって、みんなで「この花なんていう花?」「うーん、知らない」というような会話をしたり、鹿が齧った木の幹を観察したり、脱皮したばかりと思われるセミを見たり、おやつを食べたりして、1時間半くらいで日向山の山頂に着きました。白い砂地が頂上ではなく、三角点のある小さいスペースが頂上です。

その後、両側に笹が繁った平坦な道を15分くらい(?)行くと木がなくなって、林を抜けて海水浴場に出るときみたいな感覚をちょっと思い出した瞬間に、一面真っ白な雁が原に出ました。自然に「わ〜!」と叫んでしまったくらいの素晴らしい風景。天気は曇っていて遠くの山は見えなかったけれど。




景色を楽しんだあと、お弁当を食べて、岩を調査(?)したり、写真を撮って下山。帰りは錦滝の方へ下りていきました。下り始めのところが、白い砂の急な傾斜でなかなか楽しかった。

樹林帯に入ってからも、同じくらいの傾斜なので、一時も油断できない険しい下りでした。上りよりも汗をかきました。しかも冷や汗。そのうち私の足が「生まれたての小鹿の足」と言われるほどにガクガクして、一同大爆笑でした。

錦滝までは30分くらい。水がとてもきれいで冷たかった。

そしてあとは林道をてくてく歩いて駐車場へ。このころから晴れてきました。甲斐駒ケ岳が見えました。

このあと、サントリーのウイスキー工場へ見学に行こうと言っていたのですが、私はすっかり忘れていてサユリさんとぺちゃくちゃおしゃべりに集中してしまいました。車のところに着いたら見学ツアー終了の15分前だったので、ウイスキーはあきらめてワインセラーを見学することにしました。近くのシャルマンワインへ行って、蔵を見学して(自由に見学できる)、試飲をたっぷりして、ワインとチーズを買いました。

そしてシャトレーゼの工場でアイスを食べようと、行ってみたら休み(か休業日)だったので、尾白の湯へ行って温泉に入りました。広々していて、きれいで安く、脱衣所のロッカーが大きく、人も少なくてお湯もよかったです。

楽しい1日でした。