メイっ子とふたりで富士登山

caramelmaffin2010-08-29
姪っ子たちのなかで一番のちびっこMちゃんと一緒に富士山へ行ってきました。私は生涯で5回目・今年3回目、Mは生まれて初めての富士登山です。初めは中学生の日向子を誘ったのですが、「私は山で死にたくないから」と断られ、「Mが行くってよ。」小食で体も小さいMちゃんが名乗りを上げたのは意外でしたが、本人は力強く「行く!」というので、じゃあ行って見る?ということになりました。Mのママ(=私の妹)は、「おちびのMだから、行けるとこまででいいからね。頂上まで行かなくてもいいから。それだけでも本人の自信になればいいから。」と泣かせることを言っていました。私は内心、おやつを食べ食べ、ゆっくりゆっくり登り、山小屋泊でもすれば絶対行ける、と思ったのですが、急に決まったことで日程が週末になってしまい、山小屋はどこも満員だったので、日帰りにして8合目で引き返すプランにしました。前回僧加院のみんなと登ったときと同じところ(八合目太子館)で引き返すコースです。
前の日の午後3時ごろMを家まで迎えに行って持ち物を揃えてスーパーへ出かけ、お弁当の材料やおやつの買い物をして、私の家で準備・夕食・お風呂をして9時ごろ就寝。朝は5時に起きて支度をして朝ごはんを食べ、6時半に車で出発しました。スバルライン入り口交差点を入ったところの電光掲示板を見ると『五合目5時間待ち』とトンデモナイことが分かったので、車を置いて河口湖駅から7時20分の路線バスに乗って行くことにしました。
バスの切符を買って、バス乗り場に行くと30分前なのに人が10人くらい並んでいました。バスは座っていくことが出来ました。
バスは優先的に通行できるので、予定通りの8時半くらいに五合目に到着。トイレに行って、記念写真を撮りました。富士山をバックにふたりで。

8時50分くらいに登山開始。歩き始めてすぐの景色が良かったのでここでも写真。山中湖です。(西側には河口湖も見えていました。)

泉ヶ滝を過ぎてから、なるべくこまめに休憩をとるようにしました。ほっとくと、ずんずん行ってしまうMちゃん。そんなに早く行って後でバテたらどうする?っていうか私がそんなに早く行けないんだよ。と思って引き止めながら行きました。そして安全指導センターの少し先の下山道と登山道が分かれるところまでは、昨夜登って今朝のご来光を見た人々が砂埃を上げながら押し寄せて下山してきます。7合目の花小屋の下の岩場が始まるところまで約2時間。Mには長くて退屈だったようで、「あとどのくらい?」「私8合目まで行けるかわかんないよ。」「疲れた」「足痛い」などと弱気な発言がしばしば。こまめにおやつと水分を投入して、なんとかなだめながらゆっくり登って行きました。

ところが、岩場に来た途端、「あ、これなら登れるかも。」と言って急に元気になり、おサルのようにヒョイヒョイ登り始めました。「足はもう痛くないよ。」とか言っちゃって。花小屋到着11時20分。リュックを下ろして順番にトイレへ。そしてMちゃんの金剛杖に焼印を入れていくことにしました。小屋の脇で昼寝中のワンちゃん。

鎌岩館か富士一館の前で記念撮影。11時57分。

可愛い花。

12時過ぎに鳥居荘に到着。ずっとおやつを食べてきたので、そんなにお腹は空いていなかったのですが、お弁当を食べることに。意外と食べられるものです。4〜50分休みました。そのあと、東洋館を過ぎて、最終目標の太子館へ向かいます。楽しいと言いながら登っていくMちゃん。口数も多くなりました。

太子館でもけっこう長い時間休憩して、下山を始めたのが13時40分。体力的には山頂まで行けそうなくらい余裕がありました。「来年は平日に来て頂上まで行こうね!」と言いながら。目標が出来るということはいいことです。


Mは普段はいている普通の運動靴(ローカット)で登ったのですが、登りはなんとか大丈夫なのですが、下山の時に滑りやすいのと、滑った時に足首に負担がかかるのがやっぱりNGですね。子供で足にまだ筋肉がついていないので、下りでブレーキをかけることができずに、とっとことっとこ行ってしまいます。危ないので手をつないで行くようにしました。

3時半過ぎに五合目に到着。

ちょうど下りのバスが止まっていて人が並んでいたので、乗れるかな?と列についたのですが、3時55分のバスには乗れず、次のバスは4時55分です。臨時バスが4時半に出るというので、そのまま待つことにしました。4時40分に遅れてきた臨時バスと、早めに来た正規バスが一緒に到着。臨時バスに立って乗ることになりました。けっこう辛かったけど、体力はまだ残っていたからなんとか立っていられました。
とりあえず最初の予定通りのところまで、余裕を持って行くことができたということで、大満足のふたりでした。おちびでワガママなMちゃんの意外に根性があるところを見て、けっこうやるじゃん、と見直したキャラメル伯母さんでした。