富士山須走口登山道

caramelmaffin2011-07-14
富士登山の季節がやってきました。去年は家の近くの河口湖口を3回登りましたが、今年は他の登山道から登ってみたいと思っていたら、職場の人がいいタイミングで「7月11日に須走口行くんだけど、一緒に行かな〜い?」と誘ってくれました。
ちょうど休みの日だったので、二つ返事でご一緒させていただくことに。8合目に仕事で行くから、ということだったのですが、できたら頂上まで行きたいねえ、くらいの軽い気持ちでした。メンバーは私を入れて4人。
須走口は、グランドキャニオンや、幻の滝、小富士に行ったことがありますが山頂までの登山道は歩いたことがありません。五合目からの樹林帯が長いと聞いていたのですが、ほんとうに長かったです。富士吉田の浅間神社からの吉田口登山道みたいな雰囲気でした。

朝、5時半に集合して、五合目に着いたのは6時半。素晴らしいお天気でした。サングラスを忘れてしまったのが少し心配でした。駐車場から撮った山中湖。河口湖口から見えるのとは違う方向です。

★五合目から見た富士山

8時に登山開始しました。私に合わせてゆっくり歩いてくれるかと淡く期待したのですが、とうていついて行けずに遅れがちに・・・。こういうのってけっこうプレッシャーです。人より遅れるのが心の負担になると、余計に苦しくなるものです。でも、仕方ないですね。体力や経験は人それぞれなので、気にしてもどうにもなりません。
男性はガーっと行ってしっかり休み、でも大丈夫なようですが、女性はというか私は、ゆっくりゆっくり行ってちょっとだけ休み、という方が楽なようです。エンジンのかかりが遅いのでしょう。
30分歩いたところで先に行っていた男性陣がリュックを下ろして休んでいました。私もリュックを下ろしおやつをつまみました。でもあんまり長く休むと、再び調子が出るまで時間がかかるなあ・・・と思っていると、「キャラメルさん、先に行ってたら?」と、良いタイミングで言ってくれたので、そうすることにしました。

★静かな登山道をひとりで登って行きました。

★ベニバナイチヤクソウ。

★30分くらいで六合目の山小屋に到着。雲が下にあります。

その後ずっと、遅れた私を休憩がてら待っていてくれる所へ到着→缶入り酸素を吸わせてもらい→私が先に出発してはまもなくみんなに追い越され、という微妙なペース合わせ(?)をしながら、行きました。でもやっぱり少しペースが速かったようで、頭痛がしはじめました。高山病じゃなかろうか?と心配でしたが、「だってそんなに元気じゃん。」の一言で却下されました。

イワツメクサ


12時40分に上江戸屋(胸突き江戸屋)に到着。大変な道のりでした。そして待ちに待った昼食です。この日の私のお弁当は、紙コップに入れた挽肉丼、大根のキムチ、オクラとピーマンとニラのピリ辛漬け。キャベツでごはんと挽肉を炒めたものを包んだサムパプも、前の休憩の時に食べました。
小屋で出してくれたお茶が美味しかった。「頭が痛いから、頂上行かないでここで待っていようかな。」と言ってみましたが、「そんだけ食べられりゃ大丈夫でしょ。」
それもそうかな、と思ってとりあえず頂上方面へ行くことにしました。1時20分に出発です。出発の時、トイレに行っておこうかどうしようか迷って、次の御来光館で行くことにしたのですが、20分後、御来光館に着いたらなんと丁度“トイレ調整中”。そんなに急ぎではありませんでしたが、なんとなくがっかりです。次のトイレは山頂です。山頂までは約1時間半。

お弁当を食べて、エネルギーチャージをして、荷物も少し軽くなりました。みんなは仕事があったのでかなり遅く出発したので、ずっと気兼ねなく自分のペースで歩くことができました。とても楽でした。ひとつめの鳥居のところで、健脚60代が追いついてきました。

★二つ目の鳥居。

山頂には3時少し前に到着。急いでトイレへ行きました。服を着込んだり、レッグウォーマーを付けたりしていると、みんながやってきました。山頂で打ち合わせをした後、火口の方へ。

★まだまだ雪がたくさん残っています。ミシュランが剣ヶ峯を支えているみたいに見えます。

今年は、お鉢めぐりもしてみたいです。下山開始は3時半ごろ。高度が下がっているのになぜか頭が痛いのが治りません。治らないどころかますます痛くなる気がします。缶入り酸素を缶ごともらい、深呼吸をくりかえし、耳抜きをしてだましだまし・・・・。
それでも砂走をザクザク下って、5時半ごろ駐車場に着きました。道の駅すばしりに寄って、ズッキーニ、サラダカボチャ、カラフルミニトマト、幻豚のハンバーグを買って帰りました。
2日くらい、だるかったですが、足はなんともなかったのが自分で自分に感心しました。