紅葉の高谷山(たかたにやま)

caramelmaffin2011-10-18
芦安駐車場→ジャンボタクシーで夜叉神峠登山口→
1時間・夜叉神垰 休憩20分→
30分・高谷山 昼食30分→
3時間・林道(夜の神ゲートの徒歩10分手前)着


万歩計:帰りに寄ったイオンモールでの買い物も含めて18414




高谷山へ行ってきました。南アルプス観光協会の担当スタッフも
「キャラメルさんは、なんでこんなに参加できるの?仕事してないの?」
とひそかに心配しているというほど出席している、
やまなし観光推進機構と南アルプス観光協会のトレッキングツアーで。




夜叉神峠は今月の初めにひとり鳳凰三山へ行ったとき
下りに出てきたところです。
ラクなコースで紅葉がきれいだということと、
温泉付きだということで申し込みました。
料金は2000円です。



ガイドは芦安ファンクラブのオクヤマさんでした。
明るくて落ち着いた感じのお母さんです。
道が混んでいて集合時間に10分も遅れてしまった私を
やさしくていねいに「おはようございます。」と
迎えてくれました。
高校生の頃、友達に連れられてちょいちょい山登りをして、
結婚して子供が大きくなって、40歳を過ぎたころから
また始めたそうです。
夜叉神峠から見えた北岳から間ノ岳の稜線を指して、
「夏にあそこを歩いたのよ。」と嬉しそうに
おっしゃっていました。
百名山も50座くらい登ったけど、
もう自分の技術では登れない山もいくつかある、
というお話もしてくださいました。
私のこれからの山登り人生の目標にしたいふたりめの女性です。*1



登山開始は9時半ごろ。
夜叉神峠までは、青葉からだんだん色づいていく様子が見られました。






高谷山と夜叉神峠の分岐です。一旦夜叉神峠へ。



夜叉神峠に到着です。10時40分。
向こうに見えるのが間ノ岳。

左を見ると高谷山。

後ろの林。



トイレへ行ったり、おやつを食べたり、
写真を撮ったりした後、高谷山へ出発しました。
高谷山への道は、とてもいい道でした。
しずかで紅葉もきれいでした。



11時25分。高谷山へ到着。
朝6時くらいに朝ごはんを食べたので、
おなかがとても空いてグーグー鳴っていました。
メニューは、さつまいもとミニエリンギの炊き込みご飯のおにぎり、
お味噌汁(味噌と乾燥ワカメとお湯を持って行きました。)
センナリウリと人参の浅漬け。




記念写真を撮って、下山開始をしようとしたとき、
夜叉神の方からテント泊の荷物を背負った青年がやってきました。
「どこかな・・・。」とつぶやいていました。
誰かが「どこまで行くの?」と聞くと、
薬師岳。」
あらら・・・。オクヤマさんが道を教えてあげました。
青年は残念そうに戻っていきました。




下りは、桃木温泉へ出るマイナーな道でした。
けっこう急な下りが続きました。



丸い葉っぱはカイイワカガミの葉。花は白いそうです。



栗がたくさん落ちていました。




下りるにつれて周りが青くなってきました。



このあと、ちょっとしたアクシデントが発生。
なんと、先を行っていた班のガイドさんが
(私たちは後の班)道標を見落として、
違う道へ来てしまったのです。
あまり人が通らない道なので
台風のときにどこかへ行ってしまったか何かで
なくなってしまったらしいのです。



ガイドツアーなんだから、ヘッドランプとか
救急セットは持って行かなくてもいいかな、
といつも家に置いて行くのですが、
持って行かなくてもいいとは限らないと言うことを悟りました。
でも、このときは観光協会の人が道を見に行って、
予定とは違うけど、そんなに遠くないところへ下りることができました。



それから、参加者の女性が、急な下りで足の筋を痛めてしまったのです。
もちろんガイドさんが手当てをして、他の人がリュックを持ってあげたり
ストックを貸してあげたりして無事に下りました。
でもこんなときに、もしひとりだったら困るな、と思いました。



下山後は芦安山岳館で出してくれた豚汁を食べました。
美味しくて美味しくておかわりをしてしまいました。
そして展示をちらっと見て、深田久弥のエッセイを1冊買いました。
そのあと南アルプス温泉ロッジで入浴して順次解散しました。



気軽なハイキング程度のつもりが、
意外と急な下りと、ちょこっと道迷いのために
思ったよりスリリングなツアーでした。
たとえ片道1時間半の予定の山でも決して油断するまいと誓いました。

*1:ひとりめはアライさん