豚バラ肉を担いで登った乗鞍・位ヶ原山荘 

caramelmaffin2012-02-18
乗鞍高原温泉スキー場からリフト3本→
30分・国設第三ペアリフト終点→
スキーツアーコース経由 ツボ足 1時間50分・6番標識→
1時間10分・位ヶ原山荘

3時間歩行 / 8790歩



山友さんの夏からの念願の乗鞍岳に行ってきました。
山頂は無理かもしれないけど、この時期でも営業している
位ヶ原山荘というところまで行って、
1泊して下りて来るコースなら大丈夫な様子でした。
位ヶ原山荘に電話をして素泊まりで予約を入れました。



10時30分ころ、乗鞍スキー場の第三駐車場へ到着。
道の確認をしたり、リフト券を買ったり、トイレに寄ったり、
準備をして、レストハウスで水(はなかったのでお茶)やビールを買って
リフトに乗ったのが11時半。


リフト、ゴンドラ、リフトを乗り継いで一番上のリフトを降りたのが12時。
行く前に、ワカンとかスノーシューを調達したほうがいいのでは?
と思っていましたが、当然ラッセル派の山友さんに、
「去年、木曽駒が岳はね、雪がひざまであってすごく大変だったけど、なんとか登頂したよ。」
と却下されました。ツボ足で一歩一歩、地味に歩き始めました。

雪は固まっているところもあったけど、
たいていは足首の上まで、
しばしば膝下まで足がズボっと沈みました。
吹雪いているし、寒いけど暑いし、
たいへん苦労しながら歩いていきました。


スキーで滑り降りてくる人が何人かいました。
位ヶ原山荘までの道をその人に確認すると、
「木に赤い番号がついていて、6番まで登ると
急登になって、それを上がると位ヶ原山荘へ行く
看板があるので、そうしたら樹林帯を赤いリボン伝いに
上がっていく。」と丁寧に教えてくれました。
お礼を言って分かれました。その人はスキーで下へ
私たちはアイゼンで上へ。


踏んでないところへ入って記念撮影。
木にこんなに雪が積もっています。



曇ってシブい世界です。


待ちに待った6番。



がんばって急登を上がると、肩の小屋と位ヶ原山荘の分岐の看板が。


そこから樹林の間を赤いリボン沿いに進みます。
雪はますます深く。


山荘の手前は風も強くなります。
道路も雪ですっぽり埋まっています。
息で湿ったマスクが、バリバリに凍ります。
おまけに足は雪にはまりまくり、
無雪の道を歩くときの1.5倍くらいの疲労度です。
後ろからスノーボードを担いで、スノーシューで
やってきた人たちに、やたらと感心されてしまいました。
「いやあ、タフですねえ。」
ほんと、バカですね・・・・おまけに、本日リュックの中に
焼肉セットが!!担いだのは山友さんですが・・・・。



ずうっと遠くから見えていた山荘にやっと着きました。(うれしTT)
3時です。ほぼ時間通りでした。



土間で、靴を脱ぎ、濡れたものを干しました。
ほんとうに、ほっとしました。あたたかい。



荷物を部屋に入れて、居間のこたつでお茶をしました。
私たちを入れて、10人くらい宿泊客がいました。
立派な建物で、親切だし、快適な山小屋でした。
素泊まりは5000円です。食事も豪華らしいです。


5時になって、食堂で夕食の支度をすることにしました。
食事つきにするか、ちょっと悩んだのですが、
バーナーとコッフェルを山友さんが私に
ゆずってくれると言うので、使い方レッスンも兼ねて
自炊にしました。メニューの焼肉は私のアイデアです。
焼肉!!豚の三枚肉(サムギョプサル)です。
5mmの厚さにスライスしてもらった肉、
食べやすい大きさに切るのは、その場でハサミで。
ハサミも持ってきたのです!
最初から切って持って来ればよさそうですが・・・。
気分気分。
レタス、貝割れ大根、オクラ、ニンニク、ししとう、
薬味はゴマ油に塩、サムジャン、コチュジャンです。


「一度にたくさん焼いたほうが美味しいから。」
と言ってドサッとフライパンに入れようとするのを
なんとか阻止し、少しずつ焼いてもらっているところ。



二人ともお腹がはちきれそうなくらい食べました。
食後に、スキー場で買ってきたペットボトルのお茶を
沸かして飲みました。
山バッジを買って、次の日のコースの相談をご主人にして、
こたつであたたまってから、ふとんに入りました。
部屋は冷蔵庫のように寒く、ダウンジャケットを着たり、
帽子を被って寝ました。