金井山(금정산)に登ってきました!

caramelmaffin2012-05-18

5月12日土曜日 晴れ

釜山地下鉄1号線温泉場駅→徒歩25分 金剛公園→
登山開始 1時間・山頂の売店のあるところ→
休憩1時間→40分・東門→1時間30分・北門→
20分・姑堂峰→写真撮影・休憩30分→
下山開始 1時間15分・梵魚寺→
徒歩20分・バス停→バスで10分・地下鉄1号線梵魚寺駅


7時間/36,304歩


韓国の山へ登ってきました。
韓国で山登りは何回かしているのですが、
登山が好きになる前のことなので、
今回は楽しさが格段に違いました。

今回は釜山の金井山(クムジョンサン)という802mの低山です。
ぐるりと山城になっていて、東西南北に門があり、
麓から各門へは1時間くらいで登れてしまいます。
豊臣秀吉朝鮮出兵の時に、秀吉軍に応戦したという山城だそうです。

大きな地図で見る
どのコースにしようか悩み、そもそもどの山に登るのかを
さんざん悩んでいたので、時間が遅くなってしまいました。
金井山の南門の東側へ上るケーブルカー沿いに登って行き、
南門とは反対の東門をまわって
北門から最高峰の姑堂峰(コダンボン)へ登り、
北門へ戻ってそこから下山する、というコースに
最終的に決めたのは地下鉄に乗っている時でした。

紫で囲った駅で下りてから登山口へ行き
下山してブルーで囲った駅でまた地下鉄に乗ったのです。



紫の駅、温泉場(オンチョンジャン)駅で降り、
駅の案内板を見て出口を確認しました。
外へ出て、さてどこかしら?と見回すと
道路標識に“金剛公園”と書いてあったので、
それに従って行きました。
大通りから左へ曲がると、登山用品の店が並んでいて
パタゴニア・バーグハウス・モンベルの代理店もありました。




途中で飲み物を買うためにクモンカゲ(小さい雑貨店)に
入りました。とうもろこし茶のペットボトルを買いました。
公園に着いて、ケーブルカー乗り場のところでトイレをすませ
歩き始めました。すぐにこんな山門がありました。
ここから本格的な山道です。


とは言っても、ばっちり整備されたこんな道です。

感心したのは、石をきれいに並べた階段です。
作るの大変だっただろうなあ・・・・

大きな岩の周りに小さな岩で階段が作られています。




みんな20〜25リットルくらいの小さなザック、
または驚きの手ぶらで、とても軽々とした装備です。
私は、自分のいつもと同じ装備を入れた35リットルの
“巨大な”ザックがとっても恥ずかしかったです。



途中で4人組みの男性が、話しかけてきました。
適当に答えながら、追い越したり追い越されたりしつつ
登っていきました。
会社の上司と部下で来ているのかと思ったら
みんな同級生だということでした。
そのうちに、ふたりが私のペースに合わせて
一緒に登りはじめました。
そして、眺めのいい岩場で先に行っていた2人が
待っていて、私たちもザックを下ろしました。
驚くことに、ひとりの人がザックから
缶ジュースを出しました。
ひとたび空けたら全部飲みきらなければならない
缶ジュースです。
ひとつくれるというので、あら、と思っていると
人数分しかなかったらしく、私は自分の木のカップに
おすそ分けしてもらうことで一件落着になりました。


岩の上に立って写真をとってもらいました。


下にはお寺があって、お経を読む賑やかな声が聞こえていました。

人の形の岩があるね、と言うと
「韓服を着た女人像」だよ、と教えてくれました。



岩場を後にしてまもなく山頂へ到着しました。
ロープウエイの終点でもあるので、
売店やゴミ箱やトイレがありました。
彼らはさきほどの空き缶をゴミ箱にちゃんと捨てていました。


「マッコルリを飲んでいかない?俺たちはここから下りるけど。」
と言うので、じゃあ一口だけ、とごちそうになることにしました。
ケーブルカーで上がってきた5人目の友達も合流して、
売店で2本のマッコルリを買ってきました。
私は持ってきたのり巻きとパンを出してみんなにすすめました。
ちょっと多すぎ?というくらい持ってきていたので、
ちょうどよかったです。彼らはカワハギのするめをつまみに
1杯飲んで、下山したら宴会をする予定だそうです。



楽しく話をしているうちに1時間が過ぎました。
名残惜しいけれど、さようなら。
ひとりの人が名刺をくれました。
富士山に来る時は、私がガイドをすることになりました。



東門に向かって出発です。
ひとりになったので、辺りの自然に目が行くようになりました。
登山道の松の木にイモ虫がぶら下がっています。
一本に一匹。

お花もたくさん咲いています。
日本ではあんまり見たことない花。りんどうの仲間?

ウマノアシガタ?茎が日本のより長い気が。

スミレも茎が長い。



なんていう花でしょう?地面に這いつくばって
撮っていると、「専門家?」と誤解されました。


標高520mのテリュク峰に到着。
高層マンション群の眺め。


ふたたび林の中を歩いていきます。
城壁ぞいに登山道が。


途中で、驚きの裸足登山の人に会いました。
写真を撮らせてもらおうかと悩んでいるうちに、
軽い足取りで、去っていってしまいました。
残念。


東門が見えました。


春なのに紅葉みたい。



途中で、和菓子(ういろう)と紅茶で休憩。


また歩きます。林が途切れました。

運河が見えます。

歩いて行く方向です。

日焼け防止?

さっき見た「韓服を着た女人像」の後ろ側です。

ほんとうに素晴らしい眺めです。
これがわずか何百mの山とは・・・。

あの人だかりは?

と思って近づいていくと、なんとアイスを売っていました。

あの岩に人が?

と思ってズームすると、普段着っぽい人が座っています。

私も岩に寄って行きたいと思ったけれど、
時間が心配だったので、あきらめました。

687mのウォニョ峰に到着。


そして北門に到着。

門をくぐって行くとトイレがあって、その先が下山道です。
門を右手に見て前方が目的のコダン峰。


コダンボンの登り口には赤と白の大きなツツジが。

植物や鳥に関する説明書き。
後で読もうと思って写真だけ。


到着しました〜!

山頂は吹きさらしで寒かったので、着込みました。
たくさん服を持ってきてヨカッタ・・・

石碑の向こうの岩場からの眺め。


若い女の子にシャッターをおねがいすると

いろんなアングルでたくさん撮ってくれました。


長方形の良い形の岩があったので、紅茶と和菓子で休憩。

足元の景色。



暖かい岩と、人々の楽しそうな笑い声が心地よく
いつまでもここにいたい、パワースポットです。



でもそろそろ下りないと・・・。
頂上から少し降りた展望台から、頂上をふりかえったところ。

山と町と海。

展望台の望遠鏡を使って。


鳥がすぐそこで鳴いていたので、
写真を撮ろうとしましたが、上手くいきませんでした。

沢沿いの道です。ここで初めて、自分のより
大きなザックを背負った人たちに会いました。
テント泊をするらしい3人連れの男性です。

梵魚寺に到着しました。


お寺を過ぎて、下っていると、こんなものが。
釜山市の観光案内版です。

写真か動画を撮って、メッセージを登録すると、
半年間釜山市のHPに載るとか。

ばっちり登録しました。



そして、バス乗り場から地下鉄駅行きのバスに乗り、
地下鉄で朝の温泉場駅まで行って、
買い物をし、温泉に入って、家に帰りました。
とてもとても楽しい1日でした。
バス乗り場〜家までの物語はこちら