雨でも行く三つ峠〜清八山〜御坂峠

caramelmaffin2012-06-21

三つ峠登山口→1時間30分・三つ峠山頂→
御巣鷹山→1時間10分・途中で休憩 35分→
10分・茶臼山→40分・大幡八丁峠→3
0分・清八山→45分・八丁峠→
40分・御坂峠→15分・天下茶屋
20分・三つ峠登山口 

6時間40分/23,627歩



先週の土曜日、半年振りに参加する韓国山行カフェの
定期山行が雨で中止になってしまい、なんだか
モヤモヤしていました。
この休みは、ガッツリ歩きたい!!
甲武信ヶ岳の日帰りをしようかな、
と思っていたのですがまたまた
雨の予報です。
少しくらいの雨がなんだ!山に行くッたら行くんだ!
と鼻息も荒く、でも雨の甲武信はちょっと大変そうだから
近いとこで・・・・
と御坂縦走計画の続きを歩くことにしました。




町の「御坂山塊縦走計画」というイベントに参加して
4月に霜山から三つ峠を歩いたのですが
11月までのこのイベントの日と職場のイベントの日が
いい具合に重なってしまうことがわかり、
あ〜あ・・とがっかりしているとアライさんの
「ひとりで行けるでしょう?」の一言が。
それもそうだよなあ、ひとりで行けるでしょ?
と気を取り直して三つ峠以降の第2回目は
こんな感じ?とコースを考えておいたのを
今回行ってみることにしました。




ピンクが4月に歩いたところ、今日歩いたのは
黄色の線です。




いつも「コースタイムなんかあってないようなもの」
な私ですが、今日はどうしても6時までに家に帰りたかった
(録画できないテレビドラマを見るためです!!)ので
しっかりと時間管理をすることにしました。
そしてばっちり予定通りに終わり、
やればできるじゃん!とガッツポーズ。。
それから前回の失敗に懲りず
コンパス&読図の練習もするつもりでしたが、
期待通りによくわからない看板、
よくわからない道を、地形図&コンパスで
見事に(笑)進み、無事に帰ってくることが出来ました。



三つ峠へは、何回も歩いた三つ峠登山口からの道です。
帰りは天下茶屋から下りて来ることを考えて
車はトイレのある駐車場のところではなく、
天下茶屋三つ峠登山口の分岐から少し入った
道の脇の空き地に止めました。
トイレのところまでは15分の場所です。
歩き始めたのが9時20分、三つ峠山頂に着いたのは10時50分。
雨がしとしと降ったり止んだりしているというのに、
遠足の中学生たちがお弁当を食べていました。
今日、人に会ったのはこの人々だけです。
トイレのところで男子生徒と話してみると
千葉県の中学校(名前は忘れましたが。)でした。
あの遠い千葉県(鋸山は遠かった・・)から
せっかく来たのに。富士山も見えなくて
残念だなあ、と思いました。そして
生徒たちは山のトイレに失望していました。
「こんなのトイレじゃないよ」と言っていました。
三つ峠の公衆トイレ、普通ですけど・・・・。
とつい口を挟んでしまうところでした。
気持ちは分かりますが・・・・。



トイレを済ませ、スパッツとレインスカートと
撥水の上着を着て、出発しました。10時55分。
蛾や蚊が人の体温を察知して舞い上がる
じめじめした道を少し歩いて御巣鷹山三つ峠・北口登山口
の分岐に着きました。


今日初めて見た目に入った花。



今のところ、傘をさしてのんきに歩いています。



次第に雨が強くなりました。風も吹いてきました。
傾斜も出てきました。御巣鷹山の電波塔のところで
観念してカッパを着ることにしました。
この標識以降、なかなか厳しい下りが始まります。


散ったつつじの花びらは綺麗ですが・・・険しい道。



1箇所ちょっとした岩場があって、しかもその頃から
雨が強くなりました。ひえ〜困ったなあ・・・
もしかして中止して戻るべき?という考えも
頭をよぎったりしましたが、もうすでにかなり
下って来てしまったし、これをまた登り返すのもなあ。
少し行って清八林道の分岐で戻ってもいいし、
と考えてとりあえず進むことにしました。



ふと見ると、道の脇に広めの平らなスペースが。
ツエルトを被ってお昼を食べるのにちょうどいい
と思って、その時あんまりお腹はすいていなかった
のですが、ここで昼食にすることにしました。12時5分。
ほんとうは、ちゃんと張ればいいのでしょうが、
張り方の練習をしていなかったので、
ばさっと被って中で傘を広げてスペースを作るだけ
という簡単シェルターとして使いました。



ここでゴマとサムジャンとマヨネーズのおにぎり
2個とお味噌汁を食べました。
おにぎりもうひとつと、サマーオレンジも
あったのですが、おなかがいっぱいだったので
残すことにしました。




ツエルトの中は、安全で安心でした。
実は今テント泊にとってもとっても
興味があるのですが、こんな感じなんだな〜
とますますテントが欲しくなりました。
とりあえず、次にツエルトを使うときまでに
張り方をちゃんと練習しておこう、と思いました。




雨で不安だった心も落ち着いて、雨も弱くなり
また元気に出発することにしました。12時40分。
出かけてすぐに茶臼山に到着しました。

1513mと書いてあります。



「清八山・清八峠」の標識をすぎてしばらく行くと、
「清八峠・本社ヶ丸」の標識がありました。
八丁山との分岐のところです。
え?清八山の山頂はどこだったんだろう?
と思いました。今回本社ヶ丸も清八峠も
行かない予定だったのですが、清八山の山頂が
よくわからないので、とりあえず清八峠へ
行って見ることにしました。
ありましたありました。岩をよじ登ると
そこが清八山でした。2時。


たぶんこの向こうには富士山が。


あ〜よかった、ちゃんと来られて・・と安堵して
次の目的地へ。



こうして写真で見ると雨の降る登山道って神秘的。
歩いている時は、綺麗だなと頭で考えても
色々な心配で堪能するどころじゃなかったけど・・・。

なんの花でしょうか?なんとかブキ?



八丁山まであと10分。。。


あれ?電波塔です。2時45分。
地形図を見ると八丁山は過ぎてる?

北側には道路が見えます。
旧御坂トンネルを抜けて藤野木へ行く道です。

この電波塔のところは八丁峠でした。八丁山っていつ通り過ぎた?


ともかく、あと40分で御坂峠。
下りの分岐です。
ウキウキと歩いていると
前の方の木の根元に何かが翻りました。
あら?と思っていると、リスでした。
鳥ノ胸山に続いて、リスに遭遇しました。
からだと同じくらい大きなしっぽで
バランスを取りながら、あっという間に
走り去ってしまいました。



御坂峠に到着。3時25分。
この先はまた今度。天下茶屋へ向かって下ります。



御坂峠から天下茶屋への道は、
素晴らしくきちんと整備されていました。
町の登山道によく使われている
すべらない人工木の階段が
ビシっと敷き詰められていました。
整備後の崩壊もちょこっとありましたが・・・




太宰治の石碑。



天下茶屋に出てきました。3時40分


林道をてくてく歩いて車へ戻りました。4時。





グズグズしないでちゃんと歩けたし、
習った読図法を駆使(?)して迷わず歩けた。
ちょっぴり自信がついた山行でした。それから
道標や、木にリボンや、階段設置など
登山道の整備をしてくれた方に感謝です。