10年選手と3年選手の珍道中・蓼科山

caramelmaffin2012-06-26

大河原峠→1時間10分・赤谷の分岐→
10分・将軍平 写真撮影5分→40分・蓼科山山頂
蓼科神社奥宮参拝、写真撮影、昼食 50分
下山開始 2時間40分(!)・将軍平・大河原峠・竜源橋分岐→
1時間・大河原峠



6時間半/19,327歩  


山登り10年選手・アライさんと蓼科山に行ってきました。
梅雨の合間の天気を見て、良さそうな長野を前日に決定。
ふたりとも蓼科山は初めてではありません。
アライさんは“むかし”私はちょうど1年前行きました。
おたがい、前と違うコースでと言うことで
大河原峠〜山頂〜天祥寺原〜双子山〜大河原峠
に決めました。




大河原峠に着いて支度をして
登山開始したのが10時。
空には雲があったけど、日が差していました。
空気はややヒンヤリしていました。


登り始めにちょうどいいくらいの傾斜を
200mくらい登ると、平たいところに出ます。
辺りは縞枯れのシラビソ林。


平地をウキウキと散歩します。
こんな可愛い花がたくさん咲いていました。

名札がありました。『ミツバオウレン


赤谷の分岐。前掛山の方から来た道との分岐です。
11時10分。



蓼科山荘のある将軍平まで、まだ道は平らです。
11時20分に将軍平に着きました。
山桜が咲いていました。
赤みを帯びた葉が渋い。


5分くらい写真を撮って山頂に向かいます。
いよいよ険しくなってきました。
大きな石と木の根の道を登っていきます。


しばらくすると木はなくなり・・・・
「すごい久しぶりだから、荷物を軽量化してきた。」
というアライさんですが、やっぱりどんどん先に行ってしまいます。


蓼科山頂ヒュッテのすぐ下。日本庭園のようです。


蓼科山頂ヒュッテ、12時。山荘は定休日です。
去年6月の週末に来た時は開いていましたから、
この時期土日だけの営業なのでしょうか。
お手洗いは使用できます。200円。


ヒュッテを過ぎて山頂へちょっと行ってきました。
何かを見つめるアライさん。

山頂です。去年はここに着くなり、
雨がザーっと降りだしました。


蓼科神社奥宮


手前にケルン、向こうの方には方位盤を見ている人。

晴れにはならなかったけれど、雨ザーザーの
去年に比べると、“とても眺めがよい”と言えるので満足。

コイワカガミ

ツガザクラ



ヒュッテの前のテーブルでごはんを食べました。
私はパン2個と、クノールのカップスープ。
アライさんがスポーツ羊羹をくれました。
ちょっと塩分濃い目の羊羹です。
風が強くて寒かったです。
食べ終わって地図を見ると、双子山を回る時間は
そんなになさそうでした。
「とりあえず、天祥寺原まで下りて決めよう。」
ということになりました。



12時50分に下山開始。
さっき歩いてきた縞枯れの林や
蓼科山荘が見えました。
右手には噴火口も。



蓼科山荘まで、急な岩場を下りるのは
気も使うし、大変です。
慌てず、ゆっくり。膝への衝撃を
できるだけ少なくしながら。
でもできるだけスピーディーに・・・・


蓼科山荘、行きは覚えていなかったけど
山頂から下ってきて、去年もこの前を
通ったことを思い出しました。
足を痛めた人とのろまな私が、遅れて到着すると
先に着いて待っていた女の子の
ピンクのレインジャケットが
綺麗だったことを思い出しました。



蓼科山荘の分岐で天祥寺原方面へ下ります。
去年もこの道は歩きました。この先の分岐で
今日は反対方向へ行くことになっていますが・・・。


しばらく木の根と石まじりの道を
気を使いながら下りると、枯れた河原に出ます。
1年前の記憶にもある場所です。
ここで、アライさんが休みたいと言いました。
私も大賛成!持って来たけどさっきは寒くて
食べられなかった桃をむいて二人で食べました。



食べ終わって再び出発しましたが、
私は何かおかしい、と思いました。
去年はこの河原をこんなに長く歩いたっけ?
河原に出たらすぐ苔むした樹林の中を
歩いた気がする。その時はただみんなの後を
ついて行くだけで、しかも
べらべらとおしゃべりをしながらだったから
よく覚えてないけど・・・・・。



アライさんに訴えると、
でも、他に道なかったよね?
それもそうです。なかった。
っていうか見えなかった。




でもでもへんだなあ、と言いながらも
さらに進むと、石には苔が着き、
段々河原に水たまりが出てきました。
そしてとうとう、これは違うだろう、
というところに来て、河原を脱出。
右岸の方に道がある気がしていたので
そちらへ上がって薮の中をガサゴソ探してみました。



薮の中には立派なけもの道が幾筋も出来ていて、
しかのフンがたくさんたくさん落ちていました。



アライさんが「あった!!」と登山道を見つけました。
二人して頭の中を???でいっぱいにしながら
将軍平・大河原峠・竜源橋分岐の方向を確認
しようと、分岐方面へ少し行って、また戻りました。
歩きやすい、平坦な道なので足早に、
そして、木にくくりつけられた動物監視カメラを
覗いたり、蓼科山の写真を撮ったり、
のんきに歩きました。


ところが、アライさんに
あれが北横岳だよ、と教えてもらいながら
突然ひらめいてしまったのです。
間違った方向に歩いているのでは
ないかということに・・・・。
コンパスで方角を確認してみると
やっぱりそうでした。
河原から登山道に出た地点を勘違いして
いたので、変な方向へ歩いてきて
しまったのです。

持って行った50,000分の1の地図には、
河原から樹林帯に入るところが
書いていないので、標識も見落としたのでしょう。
25,000分の1で習った地図読みを
50,000分の1の地図に応用できないのが、
新しい悩みとなりました。



将軍平・大河原峠・竜源橋分岐へ戻ろう!と
来た道を引き返しましたが、
しばらく歩いて、突然、
手に持っていたシングルストックが
ないことに気が付きました。あ〜もう!
多分、さっきコンパスを使ったときに
地面に放り投げたと思い、
ザックを置いて走って取りに戻りました。



ストックはさみしそうに地面に倒れていました。
拾って走って戻ると、アライさんは
「ヤッホーって叫んだの聞こえた?」と言っていました。


将軍平・大河原峠・竜源橋分岐に来た時は
すでに3時30分になっていました。
ふつうに下りていたら、1時半前に着いたはずの道。

天祥寺原です。時間に余裕があったら
ここから亀甲池〜双子池〜双子山経由で
大河原峠まで帰る予定だったんだけど、
もう、大河原峠まで直行するしかありません。

ひとつだけ咲いてたツマトリソウ


でも、雲が晴れてきて、
こんな素晴らしい景色の中を歩けたので
とっても満足。





途中でお腹がすいたので、
残っていたパンをアライさんとはんぶんこして
食べました。


シラビソの新芽。新芽を覆っている皮が
また良い香りなんだ。


大河原峠に戻ってきました。4時30分。



帰りは、3月に定休日で行けなかった縄文の湯
へ行って、I.C.までの道沿いの有名らしい
ラーメン屋でラーメンを食べて、
モンベルへ寄りました。
買うつもりはなかったのに、
なぜか当然のように寝袋とマットを手にして
そのままレジへ進んでしまいました。
いやだ、私どうかしてた?