道間違い@雲取山・三条ダルミ

雲取山の帰り、恐怖の暗闇を歩かなければならなかったのは
お察しのとおりグズグズしていたからです。
そして道をいとも簡単に間違える、というミスを犯したからです。



雲取山の紅葉と富士山があまりにもきれいだった上、
山頂では風が吹かない場所に陣取って
幸せいっぱいでのんびりしすぎてしまいました。
はっと気が付くと予定より1時間オーバーです。
これからできるだけ急いでテント場まで下りて
テントを撤収して下山すれば、
暗くなるかならないかくらいには里に下りられる・・・。
と計算し、焦って下りたのはいいのですが、
緑の矢印のように、山頂から三条ダルミへ下りて来て、
そこでなんの疑いもなく、違う方向へ行ってしまったのです。
赤い矢印の方向へ行かなければならないところ、
青い矢印の方へ進んでしまったのです。


青矢印方向は飛龍山、赤矢印が三条の湯です。



山岳道迷いの事例集なんかを読むと、よく出てくるパターンです。
自分に限ってそんなことするはずない!と思い込んでいましたが・・・・。




歩きながら、「道こんなだったっけ?」「こんなのあったっけ?」
という疑問がたびたび涌いたのですが、
登山道の行きと帰りの雰囲気が違うように感じることは
よくあるので、その直感を無視していたのですね。
40分くらい歩いて、明らかになかった広い場所に出て、
その反対側に鹿がいて、鹿の向側に看板があったのですが、
それに『←飛龍山 三条ダルミ→』と書いてあったので
三条ダルミから三条の湯へ行かなければならなかった私は
呆然としてしまいました。なんで間違ったんだろう?
と考えながら、早足で三条ダルミへ20分で戻りました。



戻ってちゃんと見たら、赤い矢印のように登ってきたことを
思い出しました。登ってくる時に、
左手にテント用のスノコみたいなものがあった。
間違えたときも、スノコは目に入っていたけど、
ちゃんと考えていなかったのです。
慌てて、別の方向へ行ってしまったのですね。
気をつけなくちゃ。