富士山

8月30日(金曜日)晴れ・強風

スバルライン奥庭駐車場の少し先の駐車スペース~
五合目~八合目蓬莱館~下山道~五合目~
スバルライン奥庭駐車場の少し先の駐車スペース

7時間くらい


久々に山に行きました。
ほんとひさしぶり。
1ヶ月半ぶりです。
今年は登るのやめとこうと思っていた富士山へ。
なんとテレビ撮影だったのです。
誰にも知らせずこっそりと行って来ましたが全国放送、
テレビ朝日のスーパーJチャンネルの特集です。
もう放送から1週間経ったのでブログに載せちゃいます。


8月のはじめに、カナダから
内側にプチプチが張られた小さい封筒に入った
小さい溶岩が職場に送られてきました。
まあ、よくあることです。
大抵は名前だけとか、名前なしとかで、
連絡先をきちんと書いてくれる人は少ないんですが、
今回の人はメールアドレスを書いてくれていたので、
職場のフェイスブックのネタにすべく、
溶岩を送り返した理由を聞いて見ました。
大体予想していた答えでした。
それをざっとまとめてアップしました。


すると、それを見た朝日新聞の記者の方が取材に来て
朝日新聞デジタルに載って、それを見た朝日テレビ
朝のニュース番組の制作会社の人が取材に来て、
NHKも来て・・・。
それを見た視聴者が何人か富士山から持ち帰った溶岩を職場に送ってきたり・・・
という具合だったのですが、私はこの溶岩を自分で
8月の終わりの休みの日に富士山に返しに行くと決めていました。


その1週間ほど前に、またテレビの取材の申し込みの電話があって、
「溶岩をいつ戻すのか?」と聞かれたので、
(その前に撮っちゃいたいんだな)と思っていたのですが
話を聞いてみたら、「富士山まで一緒に行って石を戻すところを撮りたい」
ということだったのです。


そんなわけで当日の朝、番組のディレクターさんと一緒に、
五合目へ行き、登山を楽しみながら
(私にはこっちがメイン。だって1ヶ月半ぶりですよ!)
撮影してきたというわけなのです。



五合目を7時ごろ出発しました。山頂はすごい風。
前々日に打ち合わせした時は、山頂まで行かなくても
8合目くらいまででもいいよね、と言っていましたが、
7合目くらいで下りなければいけないかも、
という話になりました。

カメラはコンパクトなものが丁度回ってきてよかった!
と言っていました。
それでも替えのテープやバッテリーなど
大荷物のディレクターさん。



途中で溶岩をザックから出してセリフ(?)を言いうところを撮りました。
「この溶岩を返しに行こうと思う。」とか
「これはカナダから送られてきた溶岩です。」とか・・・
よいしょよいしょと歩いているところも。


「撮影は二の次なんでしょ?。」とディレクターさんも
お見通しだったように、ただ富士山に登っているのを楽しんでいました。


7合目の岩場に入り、山小屋をひとつ過ぎたころ、
「ここに置きたい、とひらめいたら教えてね。」
と2回言われたので、「はい。」と返事をしつつ、
ひらめくことができるのか
ちょっと疑問に思いながらも登っていると、
送られて来た石についた地衣類(?)と同じものが
ついた大きめの岩が目に付いたので、
「ここにします。」と告げるとそこで
溶岩を戻す場面の撮影です。



何回もとちりとちり、取り直しをして、
やっと終わりました。


そのあと、8合目の蓬莱館まで登って
下山道へトラバースして
下りました。


とても楽しかったし、不思議な縁でした。
その、カナダの方とは何回かメールのやりとりを
したのですが、富士山から帰ってきて
「今日溶岩を戻してきたんだけど、テレビの撮影をしたんだよ。
これで富士山の溶岩は持ち出しちゃいけないことをみんなに知らせることができたよ。」
とメールをすると、喜んでくれて「面白い話だよね。」と返事が来ました。
そして私は、今までテレビの取材に対してそれほど良いイメージがなかったのですが、
周りや出演者にも細やかに気を使いつつ、一生懸命に番組を作ろうとしている
ディレクターさんの姿を見て、ちょっと見る目が変ったのでした。