針ノ木雪渓 - 青春スケッチ★山登り編

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7月17日 (水曜日)　晴れ時々曇り～雨
テント泊　アライさんと
扇沢駅～大沢小屋～針ノ木小屋
5時間15分／5.4km／標高差1,131m

テント設営・昼食後
針ノ木小屋～蓮華岳に行く道の半分まで往復1時間くらい／1.4kmくらい／標高差218m

7月18日（木曜日）雨～曇り～晴れ
針ノ木小屋～大沢小屋～扇沢駅

アライさんと去年行く話が出たけど、
雪が残っていないことが分かって行けなかったので
ちょっと心残りの針ノ木雪渓に行ってきました。

扇沢駅の端っこの登山道入り口から入って、蒸し蒸しする
樹林帯を歩きます。

写真撮影：アライさん

今回は、テントを二人で持って、
食事を簡単にして、水を行きの行動時間分だけ持ったので
荷物が軽くて楽でした。軽いと言ってもいつもと比べて、ですが・・・。

林道に出たり、森の中に入ったりを繰り返したあと、
左側に広い工事用かなにかのスペースがあります。
まっすぐ進んでしまうとトンネルのあるところです。

そこに小さい登山道の看板があります。

石がたくさんあるところ。

道端にキヌガサソウがたくさん咲いていました。

1時間少しで、大沢小屋に着きました。
赤いギンガムチェックのシャツを着た
優しそうな管理人の男性が、嬉しそうに出迎えてくれました。
私がトイレに行っている間、アライさんと管理人さんは
若者の複数で来てもソロテント、という話をしていました。
針ノ木峠までの道の様子を聞いて、出発しました。
少し行くと雪渓に出ました。

花もたくさん咲いていました。

新しいザックのアライさん。

こいのぼりを所々に設置してくれてあったのですが、
よく見えないところがあって、少し道を見つけるのに
手間取りました。アライさんが道をみつけてくれました。

意外と大変な雪渓歩き・・・・。
傾斜が急だし、直登だし、滑るし、石が落ちてこないか心配だし、
休むところがないし、いつまで登ってもなかなか終わらないし・・・。
でも黙々と歩くしかありません。
私は4本爪、アライさんはアイゼンなし。

途中で雨が降って来ました。
私は慌てましたが、アライさんは
すぐ止むよ、と言って落ち着いていました。
ほんとうにすぐに止みました。
針ノ木小屋について、受付をしました。
テントを張る場所を選んで、トイレの下のところに
張りました。臭いはしませんでした。
眺めもよく、風もあまり強くなさそうなところ。

これはトイレの窓からの眺めです。

インスタントのカップスープパスタを食べて
私は当然蓮華岳か、針ノ木岳に出かけるつもりでした。
アライさんは出かけたくなかった様子でしたが、
無理矢理引っ張って行きました。
針ノ木はすでに雲の中だったので、
蓮華岳へ。

写真撮影：アライさん

針ノ木小屋が見る見る小さくなっていきました。

でも雨も降ってきました。

風も強くなってきました。

コマクサがけなげに咲いていました。

写真撮影：アライさん

でももうイヤになって途中で引き返してきました。

小屋に下りると雨は止んでいました。
ビールを買って、テントの外で飲みました。
そしてご飯を炊いて、レトルトのカレーを温めて
夕ご飯を食べて、寝袋に入りました。

今回は足が冷えないように工夫をしたのですが、
やっぱり途中で起きて2回トイレに行きました。
アライさんは私が買おうかどうしようか迷っている
モンベルの枕を持ってきていました。快適そうでした。
枕で熟睡したら途中で起きることも少ないかも・・・
私も絶対買うぞと心に決めました。
夜は雨が降り、風がとても強かったです。
テントがしなっていました。ふたりだから怖くなかったけど。

朝になり、まだ雨が降っていました。
ダラダラと起きて身支度をし、朝食を食べて、
また寝転んで雨の止むのを待ちました。
雨は止んだけど、辺りは霧で真っ白だったので
針ノ木岳に行ってから下りる予定を変更して
下山しようか・・・と言いながらテントを畳みました。

小屋の人やお客さんと少し話をして、
10時頃下山を始めました。
雨のせいで昨日より滑りやすい雪渓。
下るのはこわいな～と思いましたが、
だんだん慣れました。
アライさんは下りは6本爪のアイゼンをつけていました。
でも最後の方で、「もういいや。」と外していました。
わたしは4本爪では不安で、チェーンアイゼンにすればよかったな、
とひそかに後悔していました。

雪渓が終わりました。