蝶ヶ岳～上高地

9月6日（金曜日）晴れ
ソロ　テント泊4日目
蝶ヶ岳ヒュッテ～長塀山～徳沢～上高地
5時間15分／10.9km／標高差1,172m／28,645歩

常念山脈縦走の旅もいよいよ最終日です。
下界に行けるんだ～という安心感40％、
もっと歩いていたいという気持ち60％です。
明け方目覚めて、テントの外を覗いてみると！！

日の出前の空の色がとても美しかったです。
目が覚めていきなりこんな色を見られるなんて！

テントを抜け出して外へ出てみると、
フワフワの雲海です。

槍ヶ岳も良く見えました。
トイレに行って、テント場後ろの蝶ヶ岳山頂へ登りました。
朝日が映っていく槍ヶ岳です。

5時7分。

5時13分。

5時19分。

5時26分。

5時31分。

あれは富士山？

あ、その左のかすかに頭だけ出してるのが富士山です。

すばらしい日の出です。

そこで一眼レフで写真を撮っていたお父さんと
記念写真を撮りっこ。穂高と槍ヶ岳を両方入れてくださいました。

おなかがすいたのでテントに戻って
朝ごはんを食べることにしました。
テント場へ下りながら撮ったかわいい蝶ヶ岳ヒュッテ。

穂高も。

朝ごはんはイオンモールで買った、
トップバリューのパン入りスープ・クラムチャウダーと、
昨夜の残りのショートパスタのミートソースがけ。
コーヒーを淹れて、雲海を眺めながら飲みました。

こんなに良い天気なのに、下りちゃうのは
もったいないなあ・・・・とゆっくりします。
撤収もわざとゆっくり。
テントを干したり、靴下や手ぬぐいを干したりしてみます。
いつの間にか、小屋泊まり組も、テント泊組も
みんな去って私だけになってしまいました。

名残惜しいけれど下山を開始します。
さようなら、槍ヶ岳さん。8時25分。


森林限界はすぐに過ぎ去ってしまい、
展望のない樹林帯をてくてくと下っていきました。

長塀山（ながかべやま）9時10分。

徳沢から登ってくる人に何人か会いました。
みんな苦しそうだった。

段々下りが急になってきて、集中していないと
転んだりしてしまいました。
少し歩くとすぐに疲れるので、休みながら行きました。
いつになったら徳沢に着くのかなあ・・・・
とイヤになってしまいました。
ようやっと着いたときは12時10分でした。
3時間で着くはずが3時間45分かかりました。

徳沢でお昼をたべるぞー！と楽しみにしていたのですが、
人がたくさんいて場所がなかったので、トイレ休憩だけにして、
明神館までがんばることにしました。

白いトリカブトが咲いていました。

平地をズンズン歩いていると、後ろから来た玄人っぽいお兄さんに、
「足がものすごく速いですねエ。」とほめられました。
13時に明神館に到着しました。徳沢を出たのが12時25分だったので、
35分で来てしまいました。足がものすごく速いの。

明神館は観光客がさらに多くなっていて
ゆっくり昼ごはんということができそうになかったので、
小梨平までがまんして歩くことにしました。

あんまりがんばり過ぎたので、歩くのに飽きてしまいました。
手頃なベンチを見つけておやつの残りを全部食べました。
明神岳を眺めて疲れを癒します。

小梨平に着きました。13時40分。
キャンプ場の管理棟でバスの時刻を確認しました。
5月にみんなでキャンプしたときのベンチで
昼ごはんを食べようと思い、今日はキャンプ場の
利用者じゃないけど、テーブルを使わせてもらいました。

お湯を沸かしてカップヌードルレフィルのカレーを食べました。
バスは14時10分と14時40分がありました。
14時10分では忙しいので、14時40分に乗ることにしました。
バスターミナルまで行って、松本までの切符を買い、
りんごソフトクリームを食べながらバスを待ちました。
凍ったりんごの果肉がたくさん入っていてすごく
美味しかった。いちばんバスターミナル寄りの
すごい美人のおばさんのいるお店です。

バスは新島々までです。バスの中で、
携帯の電源を入れてメールを受信してみました。
溶岩を返す放送が予定の日には放送されず、
今日の放送になったというメールがディレクターさんから
入っていました。返事をすると、5時36分から始まるよ、
という返事が来ました。

新島々で松本行きの電車に乗り、松本で大糸線に乗り換えて
穂高駅まで行きました。上高地から2時間かかりました。
電車は小学生から大学生まで、利用する人がたくさんいました。
携帯の電池が切れてしまったので、
穂高駅から駐車場への道がわからない、タクシーで行こうか？
と思っていましたが、穂高駅の手前で外を見ていたら、
駐車場が見えて、私の車も見えました。
4日前の朝、「車上荒らしに注意」という看板があったのに、
ETCカードを入れたままにして来てしまい、とても心配だったのですが、
何事もなく止まっているように見えたので安心しました。

駅を降りて、こっちだと思う方向に10分くらい歩いていったのですが、
よくわからないのでやっぱり駅に戻ってタクシーで行こうと、
引き返しかけたら、線路がありました。
電車から見えたのだから線路沿いに行かなきゃ、と線路沿いを見たら
ちょっと見覚えがある、駐車場への道でした。
車は無事で、私の車の両隣に何台も地元の車が置いてありました。
電車通勤に使われている駐車場のようでした。

荷物を降ろし、エンジンをかけて携帯を充電しながら、
近くの温泉を調べて蝶ヶ岳温泉ほりでーゆ、というところに
行きました。夕食もそこで食べました。

安全運転をして、家に着いたのは11時でした。
無事に山旅が終わってほんとうに良かったです。
みなさん、山の神様、ありがとうございました。