下山したらバッテリーがあがっていた話

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読書三昧の笠取山から下山して、
さあ帰ろうか、とエンジンをかけると・・・
なんと車のバッテリーがあがってる!!
エンジンがかからない(TT)



キーを回しても回してもかからないものはかからない。。。。
ふと見ると、ルームランプがONになっている。
前の日に車のドアを開けっ放して歩き始める準備をしながら、
ルームランプを消そうと思ってオフにしたつもりが
オンにしてたのです。
その駐車場は携帯の電波も通じなくて、
他に登山者もいなくて、通る車もなかったTT。



どうする?と考えて、まず頭に浮かんだのが、
去年の5月に将監峠に行った時、車を止めさせてもらった
三ノ瀬民宿へ歩いていくこと。
確か車で10分くらいの距離だった。
歩いてもたいしたことのない距離だと思い、
財布と電話だけ持って歩き始めたのだけど、
思ったより遠くてなかなか着くことができなかった。



ポツポツと雨も降ってきたし、もし何の助けも得られなかったら、
この遠い道をまた歩いて帰るんだよね?
暗くなってから歩く羽目になるんなら、今引き返して、
車中泊でもして明日の朝あらためて来たほうがいい?
と悩む私に追い討ちをかけるように
「この森には熊が住んでいます。」の看板。
急に怖くなってマジで2回くらい引き返そうとしたけど、
思いとどまってとにかく行って見ることにした。



駐車場を出て30分くらい歩いて着いた集落は
人の気配があまりなく、どの家も留守っぽい。
前に寄った民宿のおじさんとおばさんもいなかった。
困ったなあ・・・・ともう少し先に行ってみると、
1軒の家に軽トラが2台くらい停まっていた。
その家に入って事情を説明すると、
家のおじさんと、遊びに来ていた近所のおじさんらしき人が
二人で軽トラで一緒に来てくれることになった。




申し訳なくて恐れ入る私に、おじさんが
「これからは気をつけるだよ。」と優しく言葉をかけてくれた。
駐車場に着いてボンネットを開けると(この時まで開けたこともなかった)
おじさんたちは軽トラのバッテリーとケーブルを繋いで、
あっという間にエンジンをかけてくれた。
本当に助かった。
親切な人たちのおかげで今日中に家に帰れて、
お風呂に入ってゆっくり眠れる!
ありがとうございましたと何度も言って、
おじさんたちにさようならをして無事に帰宅・・・。




この出来事のあと、心に決めたこと。
1.車を置いて出かけるときはカギだけじゃなくてランプもチェックする。
2.はじめに心に浮かんだ考えを信じる。
3.もっと人に頼る。