八ヶ岳南北縦走・3日目


10月17日(金曜日)晴れ
ソロ テント泊3日目
オーレン小屋~根石岳~東天狗~
黒百合平~中山峠~ニュウ
昼食
ニュウ~白駒池・青苔荘
テント設営
6時間40分/7.3km/標高差521m



八ヶ岳縦走の3日目です。
前日の超ハードな青年小屋からオーレン小屋の
疲れがちゃんと癒えているかどうかが、
今日の行動を決めるポイントになります。
予定通り北へ進むにしても、縦断は中止して
真っ暗で見られなかった硫黄岳を見に行ったあと
のんびりするにしても、目覚ましは4時半にかけました。
時間になる前にすっと起きて支度をして、
トイレへ行き、朝食を取り、
明るくなったので外へ出てコーヒーを。


やっぱり縦走続けよう、と決心して、
テントを撤収、天狗岳へ向かって出発です。7時半。
テントにはびっしり霜がついていました。木々にも。





箕冠山。8時15分。



根石岳が見えてきました。


階段(写真右下)を下りたらすごい風!
急いで上着を着て、登り始めました。
こういうのが予想できるようになったら、
風に吹かれる前に着るのに・・・・。



でもすごい青空。岩と、植物についた雪。



山頂。寒い。






歩いてきた道。




これから行く天狗岳。右の東天狗だけですが。




東天狗の手前も少し大変だけど、
昨日のアレを乗り越えた後なので、
それほどでも。

ここは2回来たので、さらっと。
西天狗もパスして下ります。


日陰は凍ってる。



天狗の奥庭経由にしました。
でも思ったより長いし、道というか岩を選ぶのに
けっこう時間がかかるので飽きてしまいました。


スリバチ池。





黒百合ヒュッテでトイレ休憩をしました。
ここからは樹林帯です。ちょっとほっとします。

イワカガミの葉の紅葉。

友達ワンの似顔絵Tシャツ。
飼い主さん自作のイラスト。
今年の山登りのお守りです。



おととし、初めてテントを担いで天狗岳に来た時、
ニュウが気になりながらも往復中山を通りました。
今回は絶対ニュウ経由、と決めて。
でもなかなか着かない・・・
途中で道がわからなくなっちゃうし・・・



やっと到着。
昼食は今日も簡単に。
クリームブラン、ブラウニー、
ポットのお湯でコーヒー。


白駒池が見えます。

ここがニュウ。
大月の御前山、西湖の鬼ヶ岳と共通するものがある。
最終日、蓼科山荘からの下りで会った、
佐久に住んでいて八ヶ岳に毎週日帰りで登るという男性に
八ヶ岳でどこが一番好きか?と聞くと
「ニュウ」という答えが返ってきました。
私はそんなに惹かれる気はしなかったけど、
いちおう満足。



次は白駒池を目指します。
八ヶ岳の苔の森を歩いて。


途中で、踏み跡に惑わされ、迷ってしまいました。
戻ろうにも、道が分からなくなりました。

なんとか抜け出して、気を取り直して再出発。
ドロドロの湿地帯を抜けて、木道へ。







白駒池に到着したときは、すでに3時。ここから、
双子池まで今日中に行ったら、明日が楽なのですが・・・。
でも暗くなるのは確実だし、2日連続で夜到着はちょっとなあ・・・
と思って、青苔荘でテントを張ることにしました。
明日夜明け前に出れば、いいやと思って。



青苔荘でのキャンプは大正解。
小屋の人は親切ながらもさっぱりとしているし、
板のサイトが選び放題、水道もしっかり付いてるし、
トイレがちょっとアレだという風に書いてある
レポートも見たけど、山なんだから、許容範囲。



テントを設営したら、池のそばまで行って見ました。
心が静かになっていきます。
ここに来てよかった、としみじみ思いました。



テントに戻って、外を眺めてビールを飲みながら、
読書。いいな~。今度これだけしにまたここに来よう!
と決心しました。





暗くなって、夕食にしました。
韓国の友達にもらった、おこげの粉末に
かつおぶしと、干ししいたけを入れて
煮て、家から持ってきた梅干や
ワサビの茎の漬物。美味しかった。




片付けをして、トイレに行って、
例によって明日は予定通り双子山~蓼科山荘まで行って
南北縦走を完遂するのか、それとも
途中で北横ロープウエイに乗って下りてしまおうか、
少し考えて、眠りました。
昨日のオーレン小屋よりも寒い夜でした。