長者ヶ岳

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1月3日 (土曜日) 晴れ
日帰り ソロ
田貫湖キャンプ場~長者ヶ岳
山頂で昼食
来た道を下山
3時間くらい


2015年の登り初めです。
今年の目標を山梨百名山97座の制覇にしました。
50座は登ったのであと47座です。
新年から目標達成の第一歩。
と言うといかにも意気込んでいるようですね。
ほんとうはどこに行こうか、前の晩に決められず。
東・西・北方面にそれぞれひとつずつ候補を上げておいて
朝起きた時間次第でどこか決める、というユルさ。




目覚ましをかけず、たっぷり8時間眠って起きたら、
短時間で登れる南部超の長者ヶ岳に決定。



田貫湖のキャンプ場に10時過ぎごろ到着。
トイレに行ったり、準備をして
10時半ごろ出発。
バンガローサイトを登って行きます。
私の少し前を、黒いラブラドールを連れた男性が歩いていました。



ジーンズ姿で、荷物はワンショルダーの小さいバッグだけ
という身軽さ。ちょっと散歩、といった風情です。
でもどんどんどんどん登って行きます。
大きな4本足の黒い子がヒョイヒョイと登っていくのは
当然ですが、身軽な飼い主さんもさっさと付いて行っています。
私は、ワンコのそばに行きくて一生懸命追いかけるのですが、
そんな他人の気を知るわけもなく、
もう少しで追いつきそうになると遠くへ行ってしまうのです。

追いかけるために、ただひたすら登りました。




一度、飼い主さんが蹴った石が転がりそうになって、
私の方を見たときに、少しだけ言葉を交わしたのですが、
知らない人に「待って」と言えずにいると、
彼らはまた先に行ってしまいました。




追いかけるのはあきらめて、いつものように
ゆっくりと登ることにしました。
山頂に着くと、黒ラブちゃんはちょうど下山するところで、
やっと、「触っていいですか?」と言えました。
飼い主さんは、どうぞどうぞと、犬を寄越してくれました。
ワンちゃんは私の顔周りを嬉しそうにクンクン嗅ぎました。



テーブルで食事をしていた女性3人のうちひとりの人が
「これをあげたい。」と言って何か食べ物の切れ端を
持って来ました。
飼い主さんは「盲導犬訓練所の犬で、食餌のコントロールがあるから。」
と言って断わっていました。
盲導犬になるんですか?と聞くと、
盲導犬の繁殖犬なんです、と教えてくれました。
2歳で32頭の子供のお父さんだそうです。



食べ物をあげたいと言った女性は、
自分も犬を飼っていると言いました。
娘さんがが四国の山の中で迷子になった犬を
かわいそうに思って連れてきたそうです。
良い子で、旦那さんより良い子だそうです。



そんな話をして、黒ラブちゃんたちは下り、
私は女性たちのとなりのテーブルで時間を見るために
携帯をザックから出そうとして、忘れてきたことに気がつきました。
準備をしている時に、ザックに入れようと手に持って・・・・
もしかして車の上に置いてきたかも!!
どうしよう?と心配になりましたが、
とりあえず昼ごはんを食べることにしました。
カップラーメンを食べて、天子ヶ岳へ行くという選択肢は捨てて
コーヒーも省略して、急いで下りることにしました。




景色もろくに堪能せずにガーっと下りて行きました。
途中からはこんな富士山がずっと見えています。
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駐車場へ戻って車を覗くと、ありました!
携帯はちゃんと後ろの座席にありました。



安心して、湖のほとりのテーブルに座って
コーヒーとナッツタルトを食べました。