御飯峠から雨ヶ岳へ向かうも撤退するの巻


2月9日 (月曜日) 晴れ
日帰り ソロ
浩庵キャンプ村~御飯峠~
雨ヶ岳方向へコブふたつのところで撤退
御飯峠で昼食~浩庵キャンプ村
5時間くらい




御飯峠~雨ヶ岳の区間を歩けば完了の
御坂山塊縦走計画、今回でいよいよ!
と思いきやまさかの時間切れ・やる気切れで
途中で撤退となってしまいました(TT)
ほんとうは“まさかの”ではなく、こうなることは
想定内だったのですが・・・だって、
前回の浩庵荘~御飯峠の後、2回雪が降り、
雪が多くなったので地図のコースタイムより
時間がかかることは予想できたのに、
前の晩夜更かししてしまったのだから。。
朝、家を出るのが遅くなって、ちらっと
「予定変更してゆるめの山梨百名山行こうか?」
と思ったのですが、こんなことなら
そうすればよかったな・・・。
とスッキリしない気持ちです。
まあ、楽しかったからいいんですけど。



浩庵キャンプ村の手前の県営駐車場に車を止めて、
キャンプ場を突っ切って栃代方面へ登って行きます。
前回よりも雪は大分深くなっている。
もう初めからスーパーカンジキをつけて歩きます。
前の時はこの辺はチェーンアイゼンでもOKだったのに。

4日前下方を見ては道をみつけて下りたところを
今度は登りで、さらに雪が降ったので道がわかるのかなあ?
分からなかったらどこでもいいから、
兎に角登って稜線に出ればいいのかなあ?
と考えながら。
でも幸い先行者の足跡がありました。
ひとりの片道分の足跡だったので、
もしかしてこれ私のだったりして?
前回は4日前だから、それもありかも・・・
と思いながらたどって行くと、
看板の前や、あっちの道を見に行った跡などが
まさしく自分の足跡でした。

なんだか不思議な気分です。
過去(4日前)の自分に会っているような。
あのときどんなことを考えながら歩いていたか、
とか。
そして雪のマイナールートを歩くとき、
誰かの足跡をいつも感謝しながら歩くのが常でしたが、
これは自分の足跡。自分にだって感謝するべきです。
だってがんばって歩いたんだから。
そして今の自分を助けているんだから。
と自分を大事にしなければならない理由を
証明されているような気分でした。

登っていくうちにますます雪が深くなり、
不明瞭になる足跡ですが、ジーッと見て、
地形の様子と合わせて道っぽいところを
探していくと、たまーにこんなテープがあります。



本栖湖がよく見渡せる場所から。


御飯峠に着きました。

↓4日前の御飯峠。雪がやや少ないのがわかるでしょうか?

4日前には雨ヶ岳の方へ行った人の足跡が続いていましたが、
今日はもうないので、一応コンパスで確認して、
辺りが全部雪で覆われているので、とにかく
そっちへ行くだけです。木にテープも見つからないし・・・。
足の沈みが少ないところや、
藪っぽくないところを選ぶようにして。
ひとつめのコブを登って少し下りて、
次のピークの急斜面は雪に足を突き刺してやっとのことでよじ登り、
クタクタになりました。少し下った所で休むことにしました。
これをグッと下ったら目の前の3つ目のピークを登って、
雨ヶ岳はその向こうです。
御飯峠からここまで1時間かかっていたので、
雨ヶ岳までは一体どのくらいかかるのかなあ、
帰りはここを何時ごろに通ることになるのかなあ、
といつになく弱気になりました。
もっと早く出てくればここでこんな心配しなかったのにな、
と思ったら、行くのがイヤになって、
御飯峠まで戻ってお昼にすることに決めました。




雪に足を突き刺してやっと登ったところは、
その足跡に足を乗せて降りるときは、
不思議なことに登りほど急ではありませんでした。

御飯峠で適当なところにツェルトを広げて
塩レモンとハチミツ入りの蒸しパン、
コーンポタージュ、プリンで昼食にしました。

暖かくて昼寝でもしていきたかったけど、
マットがないから、冷たい雪の上で昼寝は無理。
いつか雪上昼寝登山というコンセプトでまた来よう。



雨ヶ岳。あそこにいる予定だったのになあ。




どうしようかな?このコース。
雪が融けた頃にまた来ようかしら?
それともしっかり心の準備をして、
朝8時ごろから登山開始できるようにまた挑戦する?
やっぱり端足峠から登って、御飯峠へ下りたほうが楽?
と検討して出直すことになりました。