御坂山塊縦走完了!!!雨ヶ岳~御飯峠


3月10日(火曜日) 曇り時々晴れ一時雪
日帰り ソロ
浩庵キャンプ村~端足峠~雨ヶ岳
山頂で昼食
雨ヶ岳~御飯峠~浩庵キャンプ村
7時間半



ようやっと、御坂山塊の縦走が終わりました。
3年越しの壮大な計画、というより
テント泊やら大月秀麗十二景制覇やらスノーシュー
合間にちょこちょこ行くという感じでなかなか進まず
こんなに長くかかってしまったわけなのですが・・・。





最後のパート・雨ヶ岳~御飯峠
(この部分は御坂山塊というよりも雨ヶ岳・毛無山・天子ヶ岳の
山塊に属しているのですが)
河口湖~西湖~精進湖本栖湖の四湖わきの山をずっと
歩くうちで、最も困難なルートでした。
装備不足と時間切れのために2回撤退していますので、
歩き終わったときは達成感でいっぱいでした。






今回と反対のコース、御飯峠から雨ヶ岳に行こうとして、
時間もなかったけど途中でイヤになってしまって
くるりと引き返して下山したのは1ヶ月前のこと。
ここを歩いたことのある知り合いに報告したところ、
「笹が良い山だから、雪が溶けてからの方がいいんじゃない?」
と言われたので、春になったら笹原を楽しみに登ろうか、
と思っていたのですが、朝になったら急に雪を歩きたくなって。
早く目標を達成してしまいたいという気持ちもあり、
本栖湖へと車を走らせたのでした。
前の晩は道志の大室山に登る予定でいたのに。






歩き始めは9時半、ギリギリの出発時間という感じです。
浩庵キャンプ村のところの県営の駐車場には
少し氷が残っているだけでした。
端足峠までの道の半分くらいのところで
チェーンアイゼンを付けました。
端足峠までは1時間。
ここに来るのは3回目なのですが、
地図のコースタイムだと1時間25分ということに
なっているので、いつも早く着くのが嬉しくて、
その度に「端足峠までは1時間。」と書いています。




ここから雨ヶ岳方面へ。
前回来た時は、やけに獣臭かった道ですが、
今回はそんなでもありませんでした。





チェーンアイゼンでも十分歩けますが、
たまにいきなり踏み抜いたりしました。



いやになって、スーパーカンジキに履き替え。
表面が固く、少し歩きにくいけど全部埋まった足を
引き抜く苦労とは比べ物になりません。
振り返ると木々の間から本栖湖と、竜ヶ岳。





端足峠から雨ヶ岳山頂は大分時間がかかってしまいました。
コースタイム1時間半くらいのところ2時間。



雪も多いです。雨ヶ岳山頂の看板が埋もれそうです。


これ↓↓↓1月の終わりに行ったときの写真。



座ってサムゲタンカップラーメンを食べていると、
雪が降ってきました。
ちょうど真上に雪雲があって、空も所々見えていたのですが。
食後にスニッカーズを二つと、コーヒー。




片付けをして、御飯峠の方へ出発です。
そちら方面への看板もないし、
一面雪で覆われているので、道が分かりません。
前回、コンパスで方向を決めて歩き出したけど
カンジキがなくてあきらめたのでした。
今回はちゃんと持ってきたので、バッチリ、
とりあえず1時間くらい下りたところにある鞍部を目指します。

頼りはテープと小動物の足跡と、コンパス。と勘。
人の足跡はなくて、ウサギや何かの動物の足跡が点々とあって、
動物が通るところは、それなりに道っぽくなっているのでは?
と思ったのでそれを辿り、
時々はコンパスで方向がずれないように定めて行くと
ふと木にピンクと赤の2本のテープが巻いてあるのが見つかるのです。

雪の表面は凍っています。斜面もかなり急なので
ちょっと緊張します。太目の木を目指して
なるべく直下しないように、
力を入れてかかとを刺していく感じで
慎重に降りて行きました。
ストックも大活躍です。
そうしているうちに、下りが一度終わって、
また前の方にピークがある場所に来ました。
ここまできたら、コンパスを御飯峠にセットしなおして、
御飯峠を目指します。4つのピークを越えて1時間くらい。

方向音痴なので自分の感覚で「こっち?」という方角と
コンパスの指す方角が違うことがあります。
人のいないマイナーな道でしか使わないコンパス、
使い方をなかなかマスターできなかったけれど、
だんだんなんとか用を足せるくらいになってきました。



2月の初めに御飯峠から雨ヶ岳へ登ろうとして
途中で引き返したところが、はっきりどこか
わからなかったのですが、
あ~この辺り歩いた、と確信できるところに来たら
少し安心しました。
楽しく歩いていると、御飯峠にやって来ました。




これで縦走が終わりました。
いちおう「やったー!」と
ひとりで叫んで、記念撮影など。



あとは片道1回、往復1回歩いた、
浩庵キャンプ村までの道を下るだけ。
雨ヶ岳、さようなら。