白駒池・雪のキャンプ


11月13日(木曜日)~15日(土曜日)
ソロテント泊 2泊3日



先月の八ヶ岳縦走の3日目に泊まった、白駒池の青苔荘。
静かな池のほとりの林の中のキャンプ場です。
ビールを飲みながら本を読んだり、
池の周りを散歩したりしに来よう、と思いました。
そしてちょうど1ヶ月後にちゃんと実現すべく、
テント泊用ザック2つ分の荷物を持って
麦草峠にやってきました。

国道229号のゲートの閉鎖は11月下旬と地図に書いてあったので
ギリギリ大丈夫、と踏んできたのですが、
遠くから見る山は真っ白、ビーナスラインを登るにつれて
道は雪に覆われて、ところどころにノーマルタイヤの車が
立ち往生しています。
ゲートの手前には除雪機がスタンバイしています。
私は前の日にスタッドレスタイヤに替えて来たので
なんとか麦草峠まで行くことができました。
風がとても強く、キャンプできるかなあ?
と少し心配になりましたがとりあえず
青苔荘まで行って見ることにしました。
車を風のなるべく当たらなそうな所へ止めて。
駐車場から小屋までは15分くらいです。
雪が3~4センチくらい積もっています。
山の冬って早足で来るんだなあ。

小屋の人は誰もいませんでした。
テント泊だから予約しなくていいかと
思ったのですが、3日目の朝撤収をしていたらご主人が来たので
話をしたら、オフシーズンはテント泊でも
電話してほしいと言っていました。

雪がこのように積もり、風がビュービュー吹いて
優雅なキャンプをしようという目論みは
見事に外れそうです。
テントを非常に苦労して設営しました。
風が強いときに板の上に張るときは
グランドシートと本体を細引きで板の柱などに
縛り付ければ良いということに
悪戦苦闘しているうちに気づきました。
遅いよ。

そしてテントの床に敷こうと持ってきた毛布や
大量の食糧を取りに、ザックを空にしてもう一度
駐車場へ行きました。

すると、駐車場に道路公社の黄色い車が来ていました。
中から人が出てきて、これから下りるのかと
聞かれたので泊まりますと言うと、
ビーナスラインは閉鎖になるので、
下りる日に誘導するので、時間を決めてほしい
ということを言われました。
なんと手厚い待遇でしょうか。
そして連絡先などを交換して、荷物を持って
またテントへ戻りました。
閉鎖された世界でキャンプすることになって
ちょっとワクワクしました。

担いで登る時には不可能なイスやテーブルなんかも使って、
優雅なキャンプ生活です。
下の写真は2日目の昼にブタばら肉を焼いているところ。
その下は2日目の朝から白ワインを飲みながらホットクを焼いているところ。
その他、食べたものは
エリンギやニンニクを焼いて、
キャベツを茹でて、セブンイレブン大学芋
チータラを炙って、チョコ入りマシュマロを炙って。
タイラーメンを茹でて・・・・などなど。


寒さ対策はバッチリ。
敷き毛布、ダウンパンツ、
ありったけの防寒着、
アルミ水筒の湯たんぽなど。
もともと手や足が温かい体質だということも。

今日はあそこまで登ろう、明日はそこまで行こうという
アクティブな山の休日もいいけど
たまには静かにのんびりと過ごす山は格別。