黒岳~釈迦ヶ岳


3月30日(月曜日) 晴れ

日帰り ソロ
三つ峠入り口~板取沢経由~黒岳~
どんべえ峠~府駒山 昼食
府駒山~釈迦ヶ岳~檜峰二号橋~檜峰神社前バス停

8時間/標高差731m



山梨百名山の56座目。
早く目標達成したくて、もどかしい毎日を過ごしながらも、
あと少しで60座、そして次は70座、80座・・・
と着々と制覇していくつもり。




今回の釈迦ヶ岳へは芦川とか、
檜峰神社から登ると短時間で行けるのですが、
縦走ゴコロを止めることができずに、
黒岳へ上がって、どんべえ峠経由で釈迦ヶ岳まで
歩こうと決めていました。



三つ峠入り口、新御坂トンネルから黒岳への道は
何回か歩いているので特に考えることもなかったのですが、
心配だったのは、釈迦ヶ岳から檜峰神社へ下り、
そこからバス停まで歩き、バスの時間が
ちょうどあるかどうか、でした。
バスは1時間に1本はあるのですが、
ちょうど行ってしまった後にバス停に辿り着いてしまうとかも
ありえるし、これはタイミングに賭けるしかありません。
でも休む場所もない国道沿いで1時間待ちはイヤだなあ・・・。



まあ、そうなったらその時考えることにしよう、
とともかく新御坂トンネルの入り口のスペースに
車を置いて、登山開始しました。
案内看板の横を通って旧御坂峠へ上がる道は
九十九折で安定してるし、
看板の前を通って沢伝いに行く道は
冒険心をくすぐられる道。
行く前は旧御坂峠から行こうと思っていましたが、
歩き始めたら急に板取沢の方へ行きたくなりました。



歩き始めてすぐに、何十メートルか先の斜面を
登って行くカモシカを発見しました。
カメラを取り出して起動している間に去ってしまいました。
それから、前方に木が倒れていたりして
荒れているように見えたので、道を探してウロウロ。
おかしいなあ、と最後に倒木の方向へ行ったら
そっちが実は登山道だったという場所がありました。



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軌道に乗って歩いていると、道の脇の木に
こんな傷。熊の爪あとなのか、鹿の角あとなのか、
どのくらい前のものなのかわかりませんが、
けっこう生々しい。
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広瀬方面との分岐を過ぎると、ロープが出てきたり、
少し大変になります。
平らになってほっとした瞬間、
下の谷の方からゴソっと枯葉を踏む音が。
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ゆっくりした動作の動物のようでドキドキしました。
さっきのカモシカならいいけど・・・・
とっさにザックのショルダーに付けてある
ホイッスルを鳴らすと、ピタっと足を止めた様子でした。
1~2分待っていると、もう何の音も聞こえなくなり、
気配も感じなかったので先へ進むことにしました。
ちょっと下を覗いてみても何も見えませんでした。




以前2回下ったことがあるこの道、歩いていると
様子がどんどん変化していくのであっという間だったのですが、
意外と傾斜が急なのもあって、登りとなるとなかなか
長く感じられます。
眺望の抜群な松と岩のところに到着しました。
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そこからしばらく行くと、山頂近くの“展望台”の手前に
また別の展望地があります。
展望台に先客がいる(近いので声が聞こえる)ときは、
ここで休憩するのがオススメ。ちょっと狭くて落ち着ける。
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展望台から3分離れたところに山頂です。
ここは広いけど、展望はありません。
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旧御坂峠の方へちょっと行くと、ドンベイ坂方面への
分岐があります。
山頂付近から北側は雪が多く残っています。
意外とたくさんお踏み跡がありました。
多分ちょっと使うかな、と思って持ってきた
チェーンアイゼンを装着してし踏み跡をたどります。
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しばらく下るともうアイゼンの必要がなくなりました。
雪が溶けているところは落ち葉がけっこう深く積もっています。
踏み跡が見えなくなってしまったので、境界標石に沿って
歩いていると、少し離れたところを登ってくる一行がいました。
あっちが道のようです。


こんな渋い境界標、あんまり見たことがありません。
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ドンベイ峠に到着。林道のゲートは閉まっています。
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それから30分あまりで府駒山。
ここでお昼にしました。
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お汁粉と、パン2つと、コーヒー。



そしてさらに30分ほど行くと釈迦ヶ岳
山頂の手前はすごい急でゴツゴツしています。
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でもよい眺め。
夫婦地蔵と富士山。
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黒岳(雲の下)と破風山(その右)。
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しばらく景色をみて、檜峰二号橋の方へ下りました。
ここは、なかなかの難所でした。
落ち葉が深い上、地面が凍っていて、しかも急坂です。
道には目印代わりのロープが張られていたので、
迷うことはありませんが、何回か転んでしまいました。



檜峰二号橋から林道を40分くらいで、害獣避けゲートまで来ました。
1年前に、大栃山へ行こうとした時に、檜峰神社まで車で
来ることができるのを知っていたのにボーっとして車から降りて
歩いてしまい、途中で挫折したのは、檜峰一号橋のたもとでした。



害獣避けゲートからバス停まで、地図もないし、
標識もない上、グーグルマップで探せなかったのですが、
方向はあっち、と思われる方へ勘を働かせて行ったら、
バス停がありました。道順は・・・・



  1. 国道へ出る手前を右に行くと、国道の下をくぐるトンネルがある。
  2. トンネルをくぐって坂道を下って集落を抜けると、
  3. 国道の旧道にでる。バスはここを通っている。
  4. 左へ行くと、スーパーがあって、その前がバス停。


バス停あった~!と思って時刻表を見てみると、
3分前が停車時刻でした。幸いなことに次のバスは
30分後でした。その時間帯だけ1時間に2本でした。
でも3分前のバスは多分まだ来てない気がして、
急いで支度をして待っていると、やっぱりすぐにバスが来ました。



バスに乗って、三つ峠入り口まで行き、朝止めておいた車で
家に帰りました。