豪雪の竜ヶ岳


2月26日 (水曜日) 晴れ
日帰り ソロ
本栖湖青少年スポーツセンター~
富士山が見える側の登山道経由で石仏~
本栖湖青少年スポーツセンター
5.3km/4時間50分/標高差338m




家も職場も雪かきが一段落つきました。
そろそろガッツリ登りたいのですが、
どこへ行ったらいいか悩んでしまいました。
翌日から天気が悪くなり、この日を逃したら
また当分山に行けない・・・。しかも
朝、用事があるので早出ができない・・・。
前々日行った天上山から三つ峠に向かって行けるところまで行こうか?
それとも御坂山塊縦走計画で短時間でできそうなところ?
雪が深いところにソロで行くのだから、
良く知っているところが良いと思い、竜ヶ岳に行って見ることにしました。





本栖湖の登山者用駐車場に着いたのは11時半ごろ。
当然なのですが雪はまったくかいてありません。
Uターンして、少し手前の湖畔の駐車場に止めて
車道を歩いて本栖湖青少年スポーツセンターへ。
道はどこかなあ?と探すと週末に登った方の足跡が。
スノーシューで門の前から歩道に積もった雪の塀の上を歩いて
森の奥へ続いています。
スーパーカンジキをつけて、私も雪の塀の上を歩き始めました。
登るとしたら本栖湖側ではなく、富士山側だよな、
と思っていましたがトレースも富士山側登山道方向へ。
ありがたいなあ、快適快適!とウキウキ歩いていると
なんと、途中で引き返していらっしゃるではありませんか?
どうする?
とりあえず登山道の入り口が分かるかどうか、行ってみよう
とラッセルをして行きました。100mちょっと行くと、
登山道が見えて、別のところから来た、かんじきの跡がありました。
これなら行ける~と30分ほどトレースをたどり登って、
平らになっているところで食事にしました。
ツェルトを敷いて、スープとクリフバー、クラッカーとナッツ。

ストラップをつけかえてみたスーパーかんじき。
2軒ホームセンターへ行ってみて見つけました。
バックル付きの荷物締めテープをかかと側に。
甲側はストラップを通す穴の幅が1.5mmと狭く、
その幅のものは7mm幅のマジックテープでした。
表裏で凹凸になってるやつです。

バックルはつけるのは簡単ですが、すぐに緩くなってしまいます。
もともと付いていたストラップの方がまだ緩みにくかったです。
マジックテープはとりあえず大丈夫です。
とりあえず出発前にもう一度締め直し、出かけました。
時間は14時になっていました。
山頂までは行けないな、と思っていましたが
あらためて石仏を目標に。



ベンチがある広いところまですぐでした。
ベンチが少しだけ溶けていたのでカメラを置いて
タイマー撮り。



ベンチのあとは少し下りがあって、また登りです。
紐がすぐ緩むという欠点はあるものの、
とてもよく働いてくれるスーパーカンジキくん。


どんどん高度を上げることができました。
富士山きれい!麓の芝桜公園は真っ白。


途中でトレースが登山道を外れ、笹原の上にできた雪原
を行きます。
登山道は雪崩があって通れない様子でした。



石仏はどこかなあ?埋まっているのかなあ?
つぶれちゃったのかなあ?
この踏み跡はどこへ行くのかなあ?
と少し不安になりながらも進んでいくと、
見えました!東屋!

無事でした~~良かった良かった。

先行の方は、東屋の下で休憩をされた模様です。
見たところ柱などはガッシリしていましたが、
中央のイスの部分がボロボロなのでちょっと心配。
屋根の雪の重みにどうにか耐えてほしい。



石仏の祠の屋根は、南側は雪が溶けていました。
北側の雪を下ろそうと試みましたが、
道具なしではムリ、と断念。ナベでもあったら・・・。




山頂方向を指す道標も埋まっています。



飛行機が2機、低い位置を飛んでいきました。



午後3時だというのに富士山がこんなにクッキリ見えています。
雪原の向こうの富士山を堪能し、下山を開始しました。




下りではスーパーカンジキが外れまくり、
ついに甲のマジックテープが切れてしまったので、
ベンチのところで一応持ってきていた
付属のストラップに替えました。
かかとのバックルつきの紐の方は、バックルの位置と向きを
工夫したらそれ以降は大丈夫になりました。
次回、その位置と向きで登りでも大丈夫か
試してみます。そして付属のストラップは
爪をもう少し内側に折りこんでみて、
適当なストラップが見つかるまで耐えてみることにしました。



登山道入り口に到着すると、なにか木をつつく音がしました。



鳥が2羽、木をつついていました。
なんていう鳥だろう?


登りはじめに自分がラッセルした跡を帰りました。



ひとりで遠くの雪山に行くのはどうかなあと思っていた
スノーハイクですが、大雪で近くの低山でもたっぷりの雪が降り、
スーパーカンジキを良いタイミングで手に入れて
実現しました。これからあちこちの登山者用駐車場が除雪されたら、
雪崩に気をつけて遊びに行きたいと思います。